◇MUDDY WALKERS
■タイタニック TITANIC
| ||
スト−リ−夢の豪華客船といわれたタイタニック号が、いまや出航しようとしていた。母親とともに乗り込むローズにとっては、奴隷船であった。政略結婚の相手、キャルとともに新天地アメリカへ向かう旅。望まない結婚を強いられるローズには、地獄へと向かう船のように思われた。自由で自立した人生を歩みたいと願う彼女にとって、仕事をせずに、おしゃれと社交、うわさ話にあけくれる貴族の生活は苦痛でしかなかったのだ。思いあまったローズは、夕食の席を飛び出し、タイタニック号の船尾から身を乗り出して、飛び込み自殺を図ろうとする。そのとき、彼女を引き止める声がした。画家志望の青年、ジャック・ドーソンだった。彼に助けられたローズは、次第に自由奔放に生きるジャックに惹かれてゆく。運命の出会いの先には、しかしタイタニック号の沈没という歴史的事実が待っていた…。 | ||
レビュー 構想、舞台、特撮、予算、スケール、興行成績、何をとっても超大作にふさわしい映画である。映画史に残る一本といって間違いないであろう。公開されるやいなや話題を独占し、「観た?」「泣けた〜」という感想があちこちで飛び交っていた。そんな映画を今更ながらに鑑賞したのである。すでに観ている妹に感想を求めてみると、「いや〜、主人公が不細工でなあ」としか言わない。果たしてこれは本当に泣ける名作なのか? 何かあるなと思いながらの鑑賞であった。 | ||
MUDDY WALKERS◇