◇MUDDY WALKERS
■山猫は眠らない SNIPER
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スト−リ−トーマス・ベケット上級曹長(トム・ベレンジャー)は特殊任務を遂行する米軍の狙撃手。2人1組となって、南米パナマとコロンビア国境付近に広がるジャングル地帯で、極秘任務を行っている。あまりにも過酷でよくパートナーが死亡してしまうため、友軍の兵士たちからも疎んじられた存在だ。ある日ベケットは若い伍長とともにある人物の狙撃を成功させる。しかしジャングルから引き揚げるためのヘリが昼間に到着、敵に見つかってしまい、パートナーを失うことになる。任務を終えて基地に戻ったベケットに、新しい任務が伝えられた。ワシントンから来るエリート軍人リチャード・ミラー(ビリー・ゼイン)とともに、パナマの麻薬王オチョアとその援助を受ける将軍アルバレスを暗殺するというものだった。ミラーは元オリンピック選手で射撃の銀メダリスト。ワシントンではその腕前に期待をかけていた。ベケットと落ち合うためにヘリで移動中、激しい攻撃を受けてミラーは狙撃銃で応戦しようとするが、どうしても引き金を引くことができない。しかし敵兵はヘリの機銃に撃たれて死んだ。兵士たちはそれをミラーが狙撃したと勘違いし、感心する。ミラーもそれを否定しようとはしなかった。しかしベケットと2人で行動を開始すると、ジャングルに不慣れなミラーは足手まといに。そしてベケットは彼がまだ一人も人を撃ち殺したことがないことに気付き始めていた…。 | ||
レビュー アメリカ海兵隊の中でも特殊な「狙撃手」という存在をクローズアップした、超がつくほどマニアックな作品。「ワンショット・ワンキル(一発必中)」を信条とする熟練狙撃手ベケットと、競技射撃は得意だが実戦経験のないエリート軍人ミラーが敵対する気持ちを持ちながら標的となる危険人物に立ち向かっていく。 | ||
MUDDY WALKERS◇