◇MUDDY WALKERS
■Shall We ダンス?
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スト−リ−平凡な家庭を持ち、単調な毎日を送るサラリーマン杉山は、ある日電車の中から、ビルの窓際にたたずむ美女を目にする。杉山は彼女に会いたい気持ちを抑えられず、彼女のいた場所へ向かう。が、そこは杉山にはまったく縁のない社交ダンス教室だった。勇気を出して教室に足を踏み入れた杉山を待っていたのはあの美女と個性豊かな生徒たちだった……。 | ||
レビュー
車窓から見えるダンス教室の先生に憧れて、社交ダンスを始めるしがない中年サラリーマン。ダンス教室にやってくる生徒たちがみんな強烈なキャラで、笑わせてくれる。美しいがどこか陰のある先生が、さえない中年オヤジを通して苦い過去を克服していくのもいい。
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スト−リ−遺言書作成の専門弁護士のジョン(リチャード・ギア)は、毎日の生活に物足りなさを感じていた。ある日通勤電車の窓から見えた、ダンス教室の女性(ジェニファー・ロペス)が気になったジョンは、見学だけでもとビルに立ち寄るが……。 | ||
レビュー
前に周防監督のオリジナル版を観ていたが、あまり細かく覚えていなかったので、それなりに新鮮な気持ちで楽しむことができた。ちょっとさびれた感じのダンス教室が、リチャード・ギア演じる主人公が参加するようになってだんだん活気づいてくるところが良かった。オリジナルで竹中直人がやっていたキャラ(ラテン系のノリの嫌われ者)、渡辺えり子のやってたキャラ(ダンスに情熱を燃やすおばはん)はアメリカ版でも同じような濃いキャラで、笑わせてくれる。残念なのは、リチャード・ギアが最初からかっこよくて、くたびれて希望のない夫には見えないことと、ジェニファー・ロペスに窓際に立っているだけで心惹かれるような飛び抜けた美しさを感じられないこと。でも、最後に赤いバラを持ってタキシード姿で現れたリチャード・ギアがとってもかっこ良かったので、許しましょう。それにしてもすごいのは、妻役のスーザン・サランドンの存在感。
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MUDDY WALKERS◇