◇MUDDY WALKERS
■レッド・オクトーバーを追え The Hunt for Red October
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スト−リ−CIAの分析官、ジャック・ライアン(アレック・ボールドウィン)は、ソ連軍のこれまでにない新型潜水艦「レッド・オクトーバー」の情報をキャッチする。その大型潜水艦はキャタピラー推進装置を搭載しており、無音潜航が可能だという。その潜水艦の動きを、米軍の潜水艦ダラスがキャッチしていた。その頃アメリカの軍中枢部は、別の情報を捉えていた。ソ連海軍の大多数の艦艇が、レッド・オクトーバーを追っていたのだ。艦長のラミアスは、この新型潜水艦とともに、アメリカへの亡命を企てていたのだ。ラミアス艦長の企てに気付いたジャック・ライアンは、レッド・オクトーバーを捉えた米軍の潜水艦ダラスへ乗り込み、この試みに手を貸すことを決意する。 | ||
レビュー
トム・クランシー原作のベストセラー小説「ジャック・ライアン」シリーズの第一作。本作では、ジャック・ライアンをアレック・ボールドウィンが演じている。(二作目、三作目で演じるのはハリソン・フォード)。
潜水艦を扱った軍事色の強い内容で、その特性がストーリーに色濃く反映されている。私自身はそういった知識をほとんど持たないが、潜水艦ダラスのクラシック音楽マニアのソナー員の何気ない会話を通して、その「音」の解析が潜水艦の策敵に重要な役割を果たしていることを知り、ソ連の新型潜水艦「レッド・オクトーバー」の無音潜航のスゴさ、その特性を生かしたラミアス艦長の企てを理解してゆくことになる。特殊な世界へすんなりと観客を導いて行く導入がすばらしい。
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MUDDY WALKERS◇