◇MUDDY WALKERS
■リトル・ダンサー BILLY ELLIOT
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スト−リ−1984年のイングランド。北東部にあるダーラムという炭鉱の町では、激しい労使闘争が続き、炭鉱労働者たちが大規模なストライキを繰り広げていた。11歳の少年ビリー(ジェイミー・ベル)は、炭鉱労働者の父と兄、そして呆けかけたおばあちゃんと4人暮らし。母親は死んだばかりで、とても寂しい家庭だ。父と兄はスト破りをする炭鉱労働者に向かって罵声を浴びせるほかに、することもない。ビリーは、祖父の代からの伝統で、ボクシングを習っているが、ある日、練習場に間借りしてきたバレエ教室の様子を見て、なぜか引きつけられてしまう。そんなビリーを、ウィルキンソン先生はなかば強引にバレエ教室に引き込むが、ボクシングに行かせているつもりがバレエを習っていると知った頑固オヤジは大激怒! どうする、ビリー?! | ||
レビュー 1984年といえば、やれデュラン・デュランだ、カルチャークラブだとイギリス発のビジュアル系ポップスターにキャーキャー言っていた時代。映画の背景となっている当時のイングラントはとても暗く重苦しいが、まったく異質に思える当時のイングランドの2つの側面を、さらりと一つにまとめていて、秀逸だ。 | ||
MUDDY WALKERS◇