◇MUDDY WALKERS
■ラスト・サムライ THE LAST SAMURAI
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スト−リ−明治維新直後の日本。政府は軍事力の近代化を図ろうと西洋式の戦術を取り入れることを決断。一方で前時代的な侍たちを根絶させようと企んでいた。やがて、 政府と発展著しい日本市場を狙うアメリカ実業界との思惑が一致、政府軍指導のため南北戦争の英雄ネイサン・オールグレン(トム・クルーズ)大尉が日本にやって来る。彼はさっ そく西洋式の武器の使い方などを教え始めるが、ある時、政府に反旗を翻す侍のひとり、勝元(渡辺謙)と出会った。そして、彼ら侍たちの揺るぎない信念に支えられた “サムライ魂”を感じ取った時、オールグレンは失いかけたかつての自分を思い出していく。 | ||
レビュー
渡辺謙がアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことで話題を集めた作品。日本に関してはハリウッド映画としてはかなりまともな描写がされていて、なかなか好感が持てる。ただ、侍がなんだか鎌倉武士みたいで、むしろ 「タイムスリップもの」みたいに感じでしまった。侍といっても1000年近い歴史があるが、信長以前、信長以後でその有り様は変わってしまった。鉄砲を否 定する勝元はまるで武田信玄みたいで、明治維新の頃では時代錯誤も甚だしい。トムが捕虜となっていた隠れ里のような村も、なんだかなあ。確かに美しいし、よく再現されてはいるが、まるで半農半士のライフスタイルと、戦国武将のようなゴージャスな甲冑とのギャップが大きくてずっこけてしまった。 | ||
MUDDY WALKERS◇