◇MUDDY WALKERS
■仮面の男 The Man In The Iron Mask
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スト−リ−ルイ13世に仕えた親衛隊、アラミス(ジェレミー・アイアンズ)、ポルトス(ジェラール・ドパルデュー)、アトス(ジョン・マルコビッチ)、ダルタニアン(ガブリエル・バーン)の四銃士。ダルタニアン以外の三人は引退し、ダルタニアンだけが後継のルイ14世(レオナルド・ディカプリオ)のもとで銃士隊長として勤めていた。アトスの息子ラウル(ピーター・サースガード)は宮廷はクリスティーナ(ジュディット・ゴドレーシュ)に結婚を申し込む。がベルサイユ宮殿で開かれた園遊会でクリスティーナを見初めたルイ14世に彼女を奪われ、自身は戦地に送られて不運にも戦死してしまった。食糧不足に苦しむパリ市民に対して腐った食糧を配布して民衆の怒りを買うなど、悪政と傍若無人な振る舞いに加えて、この息子を死に追いやった王の姦計に怒り心頭のアトスに対し、アラミスは「王をバスティーユ監獄に幽閉されている仮面の男とすり替える」という大胆な計画を提案するが…。 | ||
レビュー
「タイタニック」(1997年)の世界的な大ヒットで、一躍トップスターの座に躍り出たレオナルド・ディカプリオが、育ちも性格も180度違う双子の兄弟の一人二役にチャレンジした、歴史大河ロマン。その脇を年老いた四銃士を、ジェレミー・アイアンズ、ジェラール・ドパルデュー、ジョン・マルコビッチ、ガブリエル・バーンという名優が固めるという、ものすごい豪華キャストである。そのせいなのか、製作がアメリカだからなのか、何となく、フランスが最も華やかだったルイ14世の時代だというのに、宮廷衣装がイマイチチープで、女性もなんだかアメリカーンな感じである。そんなチープ感がやや気になるものの、仮面の男の存在が明らかにされ、王とすり替える?!という計画が見えてくると、ぐいぐいストーリーに引き込まれていった。 | ||
MUDDY WALKERS◇