◇MUDDY WALKERS
■ヒトラー〜最期の12日間〜 Der Untergang
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スト−リ−第二次世界大戦末期、ドイツ「第三帝国」の首都ベルリンにはソ連軍が迫っていた。ヒトラーが56歳の誕生日を迎えた日、ベルリンはソ連軍の空爆を受ける。省庁はベルリンからの撤収を開始し、将軍たちはヒトラーにベルリンから脱出するよう勧めるが、彼は受け入れず、地下要塞に潜って指揮を執りつづけようとした。「シュタイナー師団が来て、ソ連軍を蹴散らしてくれる!」と将軍たちに豪語するヒトラー。しかしシュタイナー師団は損耗が激しく、すでに攻撃能力を失っていた。やがてソ連軍はベルリンに侵入し、廃墟と化したベルリンに、ソ連軍の砲弾が炸裂する。疑心暗鬼になったヒトラーは、ゲーリング、ヒムラーといった寵臣に次々と処刑命令を下すのだった…。 | ||
レビュー 第二次世界大戦の、ドイツ「第三帝国」と連合軍との戦いは、1945年5月7日に最後の時を迎えた。この映画では、首都ベルリンにソ連軍が侵入し、陥落目前となった最後の12日間を、ヒトラーの秘書だった女性の目を通して描いている。ドイツ映画界が始めて作ったというヒトラーの映画ということで、ドイツ国内では大変な話題になったという。ドイツ人が改めて自らの歴史を見つめ直したという意味で、記念碑的な作品といえるだろう。 | ||
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MUDDY WALKERS◇