◇MUDDY WALKERS
■デッドマン・ウォーキング Dead Man Walking
| ||
スト−リ−カトリックのシスター、ヘレン(スーザン・サランドン)は裕福な家庭の出身だが、スラム街に暮らし「希望の家」という施設の運営に携わっていた。そんな彼女の元に、死刑囚マシュー・ポンスレット(ショーン・ペン)から何度か手紙が届く。ヘレンは求めに応じて刑務所に出向き、彼と面会する。手紙の文面とは裏腹に、マシューは傲慢でまるで罪の意識を感じていない様子だった。彼は友人と2人で若いカップルを襲い、男性をライフルで撃ち殺したうえ女性をレイプしてナイフで刺し殺したのだ。マシューはこの罪で死刑となったが、共犯者はなぜか無期懲役だった。これが納得できないマシューは再審を要求していた。しかし再審は困難と判断したヘレンは、弁護士のヒルトン・バーバー(ロバート・プロスキー)に強力を求め、特赦審問会請求をすることにする。そしてヘレンは審問会で証言してもらおうと、マシューの母親を訪ねる。そこには息子の犯罪のために人々から蔑まれ、ボロボロになってしまった家族の姿があった。そして特赦審問会の日。休憩時間にヘレンは被害者男性の父親アール・デラクロワ(レイモンド・J・バリー)から「あんなヤツを救おうと思うなんて」と激しく叱責される…。 | ||
レビュー ある夜たまたまケーブルテレビの映画チャンネルをつけると、この映画のタイトルが出てきた。「デッドマン(死人)がウォーキング(歩く)なんて、ホラー映画かな?」と思いつつ、観てみることにした。つまらなかったらいつでも止められるのが、テレビのいいところだ。ところが予想に反してストーリーに引き込まれ、散歩をせがむ犬をウロウロさせたまま、最後まで観てしまった。 | ||
MUDDY WALKERS◇