◇MUDDY WALKERS
■ブロンコ・ビリー BRONCO BILLY
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スト−リ−ブロンコ・ビリー(クリント・イーストウッド)は、カウボーイとインディアンの大道芸を見せる「ワイルド・ウエスト・ショー」の花形スター。ボスとして、時には厳しく時には温かく、一座のメンバーとは父親と家族といった関係を続けている。中でもブロンコ・ビリーは馬の曲乗りや拳銃の早撃ちで大人気。ところがアシスタントの女性には逃げられてばかり。いつも巡業先で現地調達しなければなかった。ある日、この一座に、結婚相手のジョン(ジェフリー・ルイス)に逃げられた資産家の令嬢、アントワネット・リリー(ソンドラ・ロック)が紛れ込んでくる。令嬢といっても年はもう30、美人だが高慢な性格のとってもイヤなタイプ。結婚相手は彼女の資産が目当てだったのだ。ブロンコ・ビリーはリリーをアシスタントに器用するが、なんせ性格が悪い上、なぜか彼女が一座に加わってから災難つづき。一座のメンバーは彼女を「疫病神」と疎ましく思うようになる…。 | ||
レビュー 今はすっかり巨匠となったイーストウッドが、こんなに軽くてほんわかした映画を撮っているとは思わなかった。都会のお金持ちだが愛のない生活をしてきた30女がカウボーイ一座にまぎれこむという、ハーレクイン・ロマンスのような話。だがこれをクリント・イーストウッドがやると、不思議にそれ以上の深い映画になるから、すごいと思う。 | ||
MUDDY WALKERS◇