MUDDY WALKERS 

ボーダーライン Borderline

ボーダーライン 2002年 アメリカ 94分

監督イヴリン・パーセル
脚本デヴィッド・ルーカ

出演
ジーナ・ガーション
マイケル・ビーン
ショーン・パトリック・フラナリー ほか

スト−リ−

 ジーナ・ガーション主演のサスペンス・スリラー。主人公のライラは刑務所に勤める精神科医。夫とは離婚調停中で、2人の娘とともに暮らしていたが、ある日、裁定が下ったといって夫が娘を連れ去ってしまう。ところが、夫とその愛人が自宅で何者かに殺害される。娘は無事でライラは安堵するが、状況はライラに 不利だった。捜査を担当する刑事メイシー(マイケル・ビーン)はライラの恋人だった。メイシーはライラを慰めるが、捜査が進むにつれて、彼女に疑いを持つ ようになる。一方のライラは、殺害方法から犯人は刑務所から出所したばかりのエド(ショーン・パトリック・フラナリー)に違いないと思い、自らの疑いを晴 らすために動き出す。エドはセラピストとして対応していたライラに、二人はやがて一緒になるという妄想を抱き、ライラに迫ってくるのだ・・・

レビュー

 大して複雑ではない話を、わざと分かりにくい展開にしているような感じでいまいち盛り上がらず。タイトルの「ボーダーライン」はいわゆる境界性人格障害の ことを言っているのかもしれない。それにしても主人公ライラの生活における境界線がなんとも曖昧で、彼女自身も人格障害じゃないかと見ていてイライラさせ られた。DVDのストーリー紹介に「驚愕のラストシーン」と書いてあったが、正直びっくりするようなラストではなかったかな。というか、うーん、結局誰が 犯人だったのか、ぼんやりしたまま終わった感じだ。ライラに妄想を抱くショーン・パトリック・フラナリーが良かった。カワイイ感じで、もっと見たいな〜と 思わせる俳優。マイケル・ビーンは刑事として捜査しながらも恋人をかばおうとする複雑な役所。こういう葛藤を抱えた人物はお手のものだね。もったいない ぞ〜。

評点 ★★ 


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