キャプテンハーロック

第34話「銀河子守唄」

あらすじ
 ユリシーズ星雲最後の双子星に向かうアルカディア号、ツインシスターの罠に掛けられたアルカディア号は罠を打ち破り、ついにまゆを救出する。

Aパート:双子の星、ツインシスターの罠
Bパート:救出成功、父の子守唄

コメント

 双子星で金縛りにしてツイン攻撃というマゾーンの作戦であるが、そもそもまゆをこの星雲でかくれんぼさせる理由はあまりなく、アルカディア号阻止という目的を十分達したなら殺して始末するか、まだ留め置く必要があるなら他の星系に運べば良く、何もツインシスターの基地に置いておかなくてもと思うが、そろそろ回収しないと決戦ができないのでこの回でハーロックに救出されることになる。が、マゾーンに監禁されたことで彼女の精神は異常を来していた。ソバカス顔の保育士マゾーンもいたのにどうしてこうなったかは良く分からない。
 ツインシスターを倒し、まゆを救出したアルカディア号だが、夜な夜なオカリナを吹き続けるまゆに乗組員は焦燥することになる。睡眠薬で眠らせても効き目がなく、このままでは衰弱死という状況になったハーロックは困り果て、トチローに助けを求める。この時ハーロックは中枢コンピュータの正体をまゆに教えていない。これを知っているのは乗組員でもミーメとマスさんくらいである。トチローは子守唄でまゆを眠らせ、彼女は生命の危機を脱する。
 まゆの問題が片付いたことで、ようやくハーロックはマゾーンと再び対峙できることになる。が、彼らがユリシーズ星雲でヒマを潰している間にマゾーン本隊は銀河系に突入して太陽系近くまで迫っており、これで地球が防衛できなくても彼らの責任ではないが、物語は最終決戦モードに突入していくことになる。

評点
★★★ 妙に露出度の高いツインシスター。



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