◇MUDDY WALKERS
機甲艦隊ダイラガーXV(1982) 各話レビュー | ||||||||
■第50話「ガルベストン攻防」 | ||||||||
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■あらすじ | ||||||||
絶対防衛圏を突破した地球艦隊はガルベストン本星への進撃を再開する。ついに本星に降り立ったダイラガーは迎撃に出た3機のバトルアタッカーと対決する。そして、テレス救出を目論むサークはついに決起してテレスが囚われている宮殿に乗り込む。 | ||||||||
■見どころ | ||||||||
絶対防衛圏が破れ、今や本土決戦を待つばかりとなったガルベストン星、、 ヘリコプター 「ガルベストン市民の諸君、希望を捨ててはいけない、、我々ガルベストン政府を信用して欲しい、、諸君らの協力があってこそ、我々ガルベストン政府は成り立つのである。我が有能なるガルベストン市民の諸君、今こそ、一致団結して地球艦隊を撃破して地球を制圧し、地球を第二のガルベストン星にしようではないか! 市民の諸君、今こそガルベストン政府に協力を! 、、第二のガルベストンにしようではないか、、市民の諸君、今こそガルベストン政府に協力を!」
「偽善者どもめ!」、政府のプロパガンダを流すヘリコプターにハンドミサイルを向けたゲリラの一人が吐き捨てるように言う。彼らを軍部の計画でさんざん搾り取り利用しながら、今さら信用しろとはどういうことか。地球艦隊を撃滅して地球を制圧というが、絶対防衛ラインが敗れた今のガルベストンにそんな力はないことは明白である。地球を第二のガルベストンに、第3惑星の発見以降もしぶとく流されているプロパガンダは地球に迷惑であるのみならず、非現実的ですらある。この星はいつまで持つのか、不安げな表情のサークの頬を、一陣の風が吹き抜ける。
安芸 「ついに俺たちはガルベストン本星に辿り着いたんだ。」 「ガルベストンの指導者、出てこい! もういい加減にバカバカしい戦いは止めたらどうだ!」、迎撃艦隊と地表の対空砲火を蹴散らしたダイラガーは着陸してカポネーロらに呼び掛ける。しかし、それで戦争を止めるような彼らではなかった。地中からバトルアタッカーが出現し、突如現れた3機のアタッカーにダイラガーは苦戦を強いられる。
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■キャラクター紹介 | ||||||||
ガルベストン本星防衛隊司令官、ホルテス同様の老司令官で、禿頭に老班の浮いた顔などホルテス以上に高齢に見える。やはり予備役から召集されてきたと思われ、絶対防衛線の崩壊後、地球艦隊相手に絶望的な戦いを挑む。 | ||||||||
■今週のバトルアタッカー | ||||||||
本星1号はカポネーロが本土決戦用に配備していたアタッカーの1機である。強力な盾とラフィット6号の武器であったビーム剣を装備している。盾の装備はジャクソン2号以来である。ダイラガーとの対決中に地割れに落ちて生死不明(おそらく撃破)となる。なお、1〜3号は個々の仕様は異なるが基本骨格は同じで、おそらく同型機ないし兄弟機と思われる。
本星2号は1号同様ダイラガーを迎え撃ったアタッカーである。ラフィット3号譲りの巨大なハンマーとアタッカー初の手持ち式の大型ライフルを装備しており、エンマ艦隊のアタッカーの系譜を継ぎ、単独でもダイラガーを上回る能力の機体と思われる。1号、3号同様交戦中に地割れに落下したが自力で脱出するが、地下都市の戦いで撃破される。おそらくリーダー機と思われる。
本星3号はドレイク1号以来のバトルマシン/アタッカーの標準的な武器、電撃ショックを内蔵した触手鞭を自在に操るアタッカーである。1号同様地割れに落ちて生死不明(おそらく撃破)となる。
「ウハハハ、そこまでだダイラガー、とどめを刺せ!」 | ||||||||
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