◇MUDDY WALKERS
機甲艦隊ダイラガーXV(1982) 各話レビュー | ||||||
■第45話「第3惑星を守れ!」 | ||||||
| ||||||
■あらすじ | ||||||
新司令官ローチャーの下で第3惑星奪回を目論むガルベストン艦隊、ズッカ艦隊が惑星に密かに接近し、設営中の地球通信基地に奇襲を掛ける。キーツの予感で基地を偵察していた安芸は通信が封鎖される中、ガルベストンの大艦隊相手に孤軍奮闘する。 | ||||||
■見どころ | ||||||
「おそらくもう、この銀河に出て来ることはないだろう。ガルベストンは、どうなるのか? 地球とのことはどうなるのか?」
| ||||||
■キャラクター紹介 | ||||||
ガルベストン探査基地、ズッカ艦隊の隊長(タカ)。親ローチャーのテレスの部下でローチャーの就任の際には就任祝いなどしていた将校、ハームよりは格上の隊長のようであり、カポネーロの意を受けたローチャーの命令で最初は第10惑星、次いで本命である第3惑星を攻撃する。ラガーガード艦隊の進発を見送って攻撃するなど兵力的には当初より劣勢であったようであり、通信基地を途絶させて一気に本星からの移住を行う計画を提示していた。しかし、味方によるバトルアタッカーの誤射、たまたま近くにいた安芸の妨害衛星破壊で作戦意図を伊勢に看取され、艦隊の側背攻撃とダイラガーの攻撃によって戦死する。この戦いでズッカがむしろガルベストン側が得意とした戦法(側背攻撃)によって敗れ去ったことは、長い戦いで艦隊の戦闘力が低下していることを如実に示していた。ズッカ艦隊の壊滅で探査基地にはゾルゲル艦隊しか残らなくなり、その点でも作戦は失敗であった。 地球通信基地の建設隊員、同じく隊員の森川と共に通信基地の建設に当たっていた。ガルベストンの襲撃を受け、戦闘機の爆撃で受けた傷が元で死亡する。 佐藤と同じ建設隊員、重傷を負った佐藤に水を飲ませるため、椰子の木に登った所をガルベストン戦闘機の銃撃を受けて重傷を負い、直後に死亡する。その後死亡した佐藤と共に、その死は二人を看取った安芸マナブに衝撃を与えた。 | ||||||
■今週のバトルアタッカー(1分40秒) | ||||||
ズッカ隊のバトルアタッカー・ナルバSS-58の不運は最初にたまたま第3惑星にいた安芸マシンと交戦した際に味方の艦砲射撃を浴び、損傷修理を終えないままダイラガーと対戦したことである。未完成やエネルギーチャージ未了のバトルマシンの戦闘力はダイラガーも含めて相当低下するが、ナルバはその双方の条件を背負ったまま、先の損傷箇所から煙を吹きつつダイラガーと戦った。当然相手にならず、ダイラガーキックやパンチに蹴られ殴られ、実質30秒ほどで抵抗らしい抵抗もできないまま、あっという間に撃破され、ラガーソードの露と消えた。不完全な状態での破壊のため、その性能能力は不明である。 | ||||||
MUDDY WALKERS◇