◇MUDDY WALKERS
機甲艦隊ダイラガーXV(1982) 各話レビュー | ||||||
■第13話「心の中の敵」 | ||||||
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■あらすじ | ||||||
第15恒星系に向かっていたラガーガードのエンジンが突然出力低下し、艦は点検整備の必要に迫られる。停泊可能な惑星を捜索したラガーチームは惑星を発見するが、その星はすでにガルベストン、ラフィット艦隊が停泊している惑星であった。 | ||||||
■見どころ 第1話以降毎週毎週主人公らと死闘を繰り広げているガルベストン帝国、しかし、彼らとの戦いはこれは戦争といえるものなのだろうか。地球側はすでに3個艦隊が全滅し、最前線の宇宙要塞からラガーガードまでの空間は臨戦態勢にある。しかし、戦いに備えはするものの、彼らの本星も根拠地も分からず、平和的な探査活動になぜ執拗に付け狙われるのか、その答えを出せる者はまだ誰もいないのだ。
安芸 「地球は、我々の銀河探査をどう思っているんでしょうか? 2隻の支援艦隊は確かに苦労して来てくれました。しかし、いつまでこのままでいられるか。」
ガルベストン側については、地球の宇宙進出はこれまた理解不能なものである。出すぎた真似を戒めようと何度か熾烈な攻撃を掛けたが地球側は屈する気配がなく、探査艦ラガーガードの航海は続いており、次々と支援艦隊を編成しては彼らの領域に侵入してくる。惑星探査を命じられた司令テレスについては、このまま武闘路線を続けていて良いものかと考えるところである。
ドレイク「私は、ラフィット隊長と地球探査隊の出会いに期待しています。」 互いの艦が目に見える距離でガルベストン艦を遠望していた伊勢は彼らの意図に懸念を覚える。「こんな目と鼻の先にいながら、言葉も交わさぬとは」、交信を拒絶するラフィットに、実は目の前の艦隊は前哨で、増援を待っているのではないかと言う伊勢にアシモフは顔を曇らせる。一方前線基地では武闘派のバラタリアがテレスにラガーガード撃滅を直訴していた。「我々は今後の作戦を見直す必要がある」、バラタリアを退席させ、テレスは部下たちにラフィット艦隊後退の意味を伝え、「地球も我々に対する見方を改めるはずだ」と告げる。そして、修理を終えたラフィットは命令通り惑星からの撤退を開始する。が、先の交信拒否が災いし、それは誤ったシグナルを伊勢に送った。ガルベストンの増援が到着したと判断した伊勢はダイラガーを出撃させ、ラガーガードは戦闘態勢に入る。 「これはどういうことだ! 我々は前線司令部の命令で引き上げるところなのだぞ!」、ラフィットの言葉に愕然とする伊勢。「そちらがその気なら、我々も受けて立とう!」、ラフィットもバトルマシンを出動させ、両軍は惑星上空で対峙する。誤解に気づいた伊勢はダイラガーに戦闘中止を命じ、怒り狂ったラフィットも発砲中止を命じると、両軍のバトルマシンは砲火を交えることなくそのまますれ違う。そしてラフィットの艦隊はダイラガーとラガーガードを置いて惑星を去る。
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■キャラクター紹介 | ||||||
ラガーチームの地上部隊、リックラガーチームのチーフである気のいいアメリカ人、実家は農家でロデオ好きの弟がいる。マジックが趣味。陽気な性格だがアメリカ人らしくやや粗忽なところがあり、リーダーの彼の不注意でチームのメンバーが危険に晒されたことは一再ならずある。リックラガーチームの負傷率は高く、これは最終話までパティしか入院しなかったクウラガーチーム、入院者すらいないカイラガーチームと比べるとウォルターを初めとして全員が負傷して入院(サーチ医院)したという輝かしいものだが、多くは指揮官のウォルターの過失である。本人も注意力散漫なところがあり、ガルベストン兵士に撃たれそうになったところを他のメンバーに助けられたこともあった。なお、クウラガーチームのパティとは仲が良く、互いにファーストネームで呼び合う仲である。バーボンを好む成人男性で、非番の時には安芸らとグラスを傾けている。 | ||||||
■今週のバトルマシン(0分) | ||||||
今週はバトルマシン戦はなかったので、そういう場合のリザーブ企画として、スーパーロボ・ダイラガーの機能を紹介したい。計り知れないほどの性能と多機能を持つダイラガーだが、基本的には金属でできているはずなので合体した顔部分はこのように唇を真一文字に結び、いかなる苦戦の際にも表情に変化はないはずである。しかし、実際の戦いにおいては表情に変化があることが認められている。
一応紹介しておくが今回は出動したもののダイラガーとは交戦しなかったラフィット隊のバトルマシンである。火力系の武装が多いことから10話で登場したマシンAの発展型と思われる。あるいはマシンAの改修機かもしれない。
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■ガルベストン帝国のメカ | ||||||
ガルベストン戦艦に搭載されている球形状の工作艇、地球の同種の飛行体はホバリングで移動するが、三惑星よりも若干進んだ科学力を持つガルベストンでは重力制御は地球側よりも実用化が進んでいる。母艦より発進し、損傷艦などの修理を行う。 ガルベストン戦艦や巡洋艦に搭載可能な中型戦車、大気圏外から降下して作戦できる。やや旧式なタイプのようであり、アキレウス星や惑星Kでの交戦で多大な損害を受けた後、探査戦車に取って代わられる。 | ||||||
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