◇MUDDY WALKERS
機甲艦隊ダイラガーXV(1982) 各話レビュー | ||||
■第9話「栄光の決死隊」 | ||||
| ||||
| ||||
■あらすじ | ||||
地球を出て8ヶ月、度重なる戦闘と艦の修理で探査艦ラガーガードの乗員は疲労していた。艦も人もボロボロのラガーガードに警備軍本部は支援艦隊を派遣するが、それは決死の任務であった。 | ||||
■見どころ | ||||
タイトルの「栄光の決死隊」とは誰のことだろう? レビューのため見返しても実は漠然としているが、どうやらネグレ以下ラガーガード支援隊を指していると思われる。ただ、彼らは出撃後、ドレイク艦隊にアッサリと殲滅されてしまうために、確かに決死だが活躍があまり印象に残らないことがある。本当は二話構成くらいのもっと重厚なエピソードだったのかもしれない。バトルマシン戦を止めれば3分浮いたのだが、それはスポンサーが許さない。 | ||||
■キャラクター紹介 | ||||
ラガーガードを支援するサラ星・ミラ星第二次連合艦隊の司令官、行政府の決定が遅れたため本隊の戦闘艦隊なしで出撃し、待ち受けていたドレイク艦隊と交戦する。容貌からサラ星人と思われる。決死の覚悟で出撃した艦隊はほぼ全滅し、司令のネグレも戦死したが、奮戦によりラガーガードに輸送船2隻を送り届けた。 銀河警備軍の幹部たち、銀河警備軍は三惑星連合、地球の軍隊のため、幹部は地球人で占められている。日系および白人の幹部が多いが黒人らしい幹部もいる。 地球連邦政府の政治家、要請されていた地球艦隊の派遣決定を引き伸ばし、バカンスに入ってしまったことでネグレ艦隊の悲劇が引き起こされた。 | ||||
■今週のバトルマシン(2分45秒) | ||||
グラモン艦隊のバトルマシン。グラモン艦隊はテレス麾下の数多い探査艦隊の一つで補給のためたまたま第4惑星に停泊していた。艦隊は探査が任務のため、そのバトルマシンも軽量級でドレイク艦隊のそれに比べると戦闘力も劣っている。牽引ロープでダイラガーを絡め取るも、逆にパワーに勝るダイラガーに海底に引きずりこまれ、ダイラガー爆雷で下半身が岩に埋まったところをラガーソードの餌食にされる。今までバトルマシンがダイラガーにパワー負けすることはなかったために、これはバトルマシンの中でも三下マシンで、やはりゲドやローダとは馬力もクラスも違う機体と思われる。左腕の鉤爪はほとんど使われなかったが、おそらく掘削用で、ルックスは洗練されているが実はバルカム3と同じ惑星開発・土建屋マシンの系譜に属する機体と思われる。一言でいえば「カッコいい工事用車両」であり、こんな代用ユンボのようなメカでダイラガーに対抗できるはずもなかった。合体30秒を差し引き2分以上持ったが、大半はダイラガーによる弱メカいじめの場面である。 | ||||
MUDDY WALKERS◇