◇MUDDY WALKERS
機甲艦隊ダイラガーXV(1982) 各話レビュー | ||||||
■第4話「地獄への救助命令」 | ||||||
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■あらすじ | ||||||
第11恒星系を目指す探査船ラガーガードは航路の途上、船舶のエネルギーを吸い取る破壊空間に遭遇する。空間内部からの救助信号 を受けてカイラガーを派遣した艦長アシモフだが、それはガルベストンの罠であった。空間通過でエネルギーを失い、カイラガーは苦戦を強いられる。 ■見どころ ダイラガーのニュータイプ(?)、超能力者キーツ氏(カイラガーチーム)メインの話だが、同じくESP能力をテーマにした機動戦士
ガンダムと比べると、その超常能力の役に立たなさぶりが際立っている(ダイラガーは一応「めぐりあい宇宙」と同年の作品である)。同じミラ星人で同じ
くESP保持者のキリガッス共々前方に不穏な気配を察知してアシモフに報告した彼だが、艦長には「気のせいのようだな」で片付けられ、他のクルーから
は「またESPか」、「いいかげんなことを言うな」と囃される。そして副長伊勢は第11恒星系への進路不変更を二人に言い渡す。その直後に艦の前方に
ドドンとブラックホール山盛りの破壊空間が出現し、乗員たちはパニックに襲われる。彼らの予感は的中していたのだ。 | ||||||
■キャラクター紹介 | ||||||
地球の同盟星ミラ星出身のカイラガーチームのチーフでカイラガーの主操縦士。サラ星人、ミラ星人は肌の色が同じでどちらも額にホクロらしきものがあるので区別しにくい。 ミラ星人の特徴は尖った耳であり、額は実はホクロではなく飾りのようである。ミラ星はどうも重力が地球より大きいらしく、ミラ星人は三惑星のどの種族よりも体力に優れており、女性のキリガッスでも険峻な岩山を軽々とよじ登る。ある種の予知能力があり、キーツやキリガッスは共に艦や仲間に迫る危機を予知することができるが、危機の大きさや出没時刻、ベクトルまでは検知できないため、他星出身の仲間にはこの能力はあまり信用されていない。後に実はミラ星の王子であることが明かされる。
ひょうきんな性格の探査艦ラガーガードのコック長。ラガーガードは長期の探査艦で、乗員はカフェテリア方式の食堂で好みのメニューを注文でき、食事時間以外の食堂バーはクルーに開放されるなど艦の福利厚生は充実している。食堂でラガーメンバーやクルーの注文を受けるコック長は宇宙定食、スパゲッティ、カレー、ビフテキなど多彩なメニューを誇る料理人である。正規の軍人か軍属かは定かでないが、特技はギターの弾き語りで、レパートリーは「銀河の青春」。艦長アシモフが離任した時には伴奏をしたこともある(17話)。 ■今週のバトルマシン(1分10秒)
ドレイク隊のバトルマシン第1号。一応交戦時間はダイラガーとの戦いが始まってからカウントしているが、その前のラガーマシンとの戦いは結構長かった。ソーラXUは幼稚園児に画用紙を渡して「ロボット」と描かせればこうなるといった投げやりなデザインが特徴である。バトルマシンには珍しい人型をしているが四肢が可動する描写は見られない。口ビームに加え、胸からダイラガーを絡めとる5本の触手、両腕が飛ぶ有線ロケットパンチを装備するが、もちろんこんないいかげんな武器でダイラガーに対抗できるはずもなかった。ダイラガーの合体後はダイラガーミラクルビームとラガーソードで一分足らずで片付けられる。 | ||||||
■用語解説 | ||||||
ガルベストンの国章
Vを3つ重ねたガルベストンマークは同国の国章で、軍用、政府用、民間用を問わずありとあらゆる場所に描かれ、どうも単なる意匠以上の意味をガルベストン国民に対して持っているようである。最初から頻出していたが、作品も末期にな
るとありとあらゆる場所にこのシンボルが描きこまれ、同国を識別する最大のポイントになっている。 ![]() | ||||||
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