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An another tale of Z

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機動戦士Zガンダム第14話「アムロ再び」 脚本:鈴木裕美子

あらすじ
 空港にフラウ母子を見送るアムロはカツに非難されて輸送機で連邦軍から脱走する。一方、新手の強化人間ロザミアがアウドムラを発見し、カミーユらに攻撃を加える。変形する第二のアーマー「ギャブラン」に苦戦するカミーユとクワトロ、そして矢継ぎ早にブランの攻撃があり、エウーゴはピンチに立たされるのだった。

Aパート:アムロ脱走、ロザミア出撃
Bパート:ブランの攻撃

 ストーリーが分解寸前なので、この作品では一カットで挟まれる一言台詞が重要である。冒頭でジオン共和国が地球連邦の統制を離れて独自の動きを始めたことが明らかになる。その前はティターンズ首領(ジャミトフ)の話であった。ニタ研とかオーガスタ研とか趣味悪い略語が出るのもこの辺で、なお、「昔のキネヅカ(前回)」とは英語で言うエクスペリエンスのことであるが、どうもこの作品、言葉選びのセンスがイマイチである。あと、ホモアビスとはハングライダーのことである。

カオルのひとこと:見送りのアムロは空港でカツに冷たい一言を投げかけられていじけますが、急に思い立ったのか、カツを連れて輸送機で脱走します。なぜ急に心を変えたのか、心情を察することのできる描写は何もないので想像も膨らみません。これまでストーリーに絡んでこなかったアムロの登場はここまでの物語を説明する絶好のチャンスでしたが、結局何も語られないまま。

次々と乱入する可変モビルスーツ
 永野降板後のデザインの特徴として可変モビルアーマーの乱入がある。前回のアッシマーに引き続き、2機目は可変機ギャブラン、パイロットはどうも強化人間らしいロザミア・バダム、そして、ロザミアと相変わらずザクマリナーやベースジャバーを撃墜し続けるクワトロの戦いの間にアムロがカツを引き連れてシャイアン基地を脱走する。リック・ディアスは相変わらず良いところがなく、今日も手が飛ぶ足が飛ぶである。というより、この5回ほどはやられるシーンばかりで、以降、この役は百式に引き継がれる。降板したデザイナーのデザインを執拗に壊しているあたり、スタッフ間のイジメの陰湿さを感じさせる。というより、監督富野の「マネジメント」というのはこういうものだったのだろう。
 ブランのアッシマーの前に銃を折られるなど良い所のないクワトロの前にアムロの輸送機が現れる。輸送機を体当りさせてブランを撃退するアムロだが、アッシマーは結構しぶとい。残骸から変形して去っていくのだった。これはそんなに大事なキャラか?

カオルのひとこと:ブラン・ブルタークとアッシマーに続いて、ロザミア・バダムとギャプランという新キャラ・新メカが登場。ストーリーの7割ぐらいは戦闘シーンです。乱れ髪に濡れた唇が艶かしいロザミア、戦闘しながらいろいろ解説してくれますが、別にそれで面白くなる場面でもなく、終始エウーゴを圧倒していたのになぜとどめが刺せなかったのか不思議です。

 前半、後半とも戦闘シーンばかりの回だが、ことこの話、この段階でこういう話が入るのは単純に「ネタが切れたから」と考えるのが正しい。輸送機で特攻するアムロ以外に見せ場の無い回だが、ラストで収容されたアムロとシャアが対面する場面は前作を彷彿とさせる場面である。様子ではエウーゴはジャブロー戦後は速やかに宇宙に引き揚げるはずだったが、この様子では結構長くカミーユらは地球に居座りそうである。

「オタクのこだわり設定」、本当は…
 敗退したブランはスードリーでハヤトらを追う。このスードリーという機体はジャブローではエウーゴに占拠されて一緒に脱出したはずだが、前回のカットでブランにハイジャックされたことが説明されている。基本的な筋が場当たり的なので、制作サイドの言い訳はこのように細かい所を見なければ分からないが、そこにこだわるのをヲタクというのである。
(レビュー:小林昭人)

カオルのひとこと:ブランのアッシマーに翻弄されるカミーユとクワトロ、アウムドラに迫る彼を退けたのは輸送機のアムロでした。夕日をバックにシャアとアムロの再会が演出されます。彼らは互いに、顔を合わす前から「シャア!」「アムロ!」と互いがいることを分かっていた様子。なにしろニュータイプ、普通の人とは違うのです。しかし、本作から見始めた人にとっては何のことやらさっぱり分からないでしょうね。振り返ってみれば核攻撃後の混乱の中でのフラウ親子との再会から脱走、エウーゴ合流まで実にドラマがありそうな展開なのに、何にもないので肩すかしを食らった気分です。

評点
★★★ アムロってこんな人だったっけ?(小林)
★★ 新キャラ、新メカ登場でもやっぱり戦闘シーンは退屈(飛田)


関連レビュー「ZZ第14話 幻のコロニー(前編)」脚本:鈴木裕美子

あらすじ
 改造で物資の尽きた戦艦アーガマとラビアンローズは「迷い込むとロクなことが起こらない」開発時代の暗礁宙域に迷い込む。ヒカリ族のコロニーに導かれたブライトらはそこで驚愕の世界を目にする。一方、キャラの戦艦エンドラもコロニーに入港しており、キャラとジュドーがコロニーで鉢合わせる。

Aパート:暗礁宙域に迷い込むアーガマ、ヒカリ族登場
Bパート:ゴットンのヒカリ族侵略、キャラ捕まる

コメント
 シリーズ中ではファーストのサイド6に続く二番目の「他国コロニー」の登場である。外部との交流を断ち、独特の非文明の宗教国家を築いているヒカリ族は二派に分かれており、外宇宙への布教を進める教祖派と反対派に分裂していた。ジュドーは例によってリィナ救出を目論むものの、今回は失敗してしまう。しかし、内部にジグラットがあったりストーンヘンジがあったりするこのコロニー、外部との交通を断ってどのくらいの時間が経っているのだろうか。また、もう一つ判明したことに、ヒカリ族に下船させられたことで、ジュピトリス戦後の戦艦アーガマにはブライトほかクルー数名しか乗っていないことが分かってしまうのだった。あと、ゼータ以上に美形揃いのダブルゼータ女性団だが、そこにヒカリ族の教祖サラサと妹ラサラが加わる。この二人、実は一発キャラでないことは後の話で分かるようになっている。 (レビュー:小林昭人)

評点
★★★★  異世界の登場は評価。


関連レビュー「ガンダムAGE第14話 悲しみの閃光」脚本:兵頭一歩

あらすじ
 あれ? 前回要塞やられたんじゃないの? 先週ディーバ砲に爆破されたはずのアンバット要塞に侵攻するディーバ軍、フリット編最後の戦いが火蓋を切る。

Aパート:アンバット要塞戦、デシル・ユリン登場
Bパート: ユリン死す、ディーバ強襲

コメント
 どうなってるんだよこれ? 確かにあの要塞は弱体化しすぎたUE戦艦と一緒にやられたはずだが、とにかく始まる要塞戦、もうわけわからない。そこに現れるデシルとユリンの2人組、まあ、ここで出さなきゃ出す場所ないキャラだが。合間にラーガン中尉がガキのフリットに負けた宣言をする。ま、この人死亡フラグが立ちすぎていつ死んでもおかしくないんだが。その間にユリンのサイコミュ攻撃に追い詰められるフリット。そしてフリットを庇ってユリンが死亡する。しかしこの辺の映像、いつかどこかで見たような。強引に感動を押し付けられてユリン爆散、なんだこれ。そしてフリット覚醒モード発動、最初からこれやってればユリン死ななかったけどな。そしてデシルを下したガンダムと戦艦ディーバはUE要塞に乗り込む。
 ツッコミどころは満載なのだが、「Xラウンダー!」となんだか前回から登場のわけのわからない超能力で無理矢理(見れば分かる)盛り上げさせられる最終回一歩手前の話、まあいいや、もう次の世代の話になりつつある。ラーガンは今日も死ななかった。次回がフリット編最終回である。
 で、思うのだが、やっぱまともな話を展開するには15話は短すぎるように感じている。最低でも2クール、それもかなり計画的にやらないと作品のスケール感は表現が難しいのではないだろうか。この作品、何か話がコマいのである。しかも、全15話中6話は無意味とも言えるファーディーン編で、実質的な進行は残りの9話くらいしかない。それもオープニングやこれも意味なさそうなスクリーンセーバー編、最後の戦いなど引くと、この作品、話の進行に使ったのは5話くらいである。これじゃ無理だ。
 そういうわけでひどく薄っぺらい観が漂う3部構成の第1部、筆者も見るのが億劫と言うか、ネット配信してもらって(それも当日でない)やっと見る体たらくである。この調子で2部3部とやられてもあまり楽しみにならないというか、これじゃ作品じゃなくアニメ技術の博覧会、プラモ展示会、プロモーションムービーだよなあと思ってしまうのである。本当にこれでいいの? (レビュー:小林昭人)

評点
★★★  ユリン死すなどイベントあるが話がギクシャクしている。


関連レビュー
「宇宙戦艦ヤマト2199第14話 魔女はささやく」
脚本:村井さだゆき

あらすじ(人類滅亡まで310日・潜宙艦攻撃から7日)
 偵察から帰還した古代と雪はヤマト艦内で怪現象を目撃する。一方、バラン星に到着したセレステラは異能者ミレーネルを使い、独自の作戦でヤマト拿捕を試みる。

Aパート:セレステラ到着、漂流するヤマト
Bパート:ガミラス幻魔攻撃、ミレーネルの最期

コメント
 まず冒頭に登場するセレステラとミレーネルだが、声だけ聞くとセレステラはともかくミレーネルの声はなんとも言えず「ババ臭い」、演技も硬く、いくら一話のみでやられる一発キャラとはいえ、もう少し適切な声優を起用してくれと言いたくなる。実はセレステラよりも本職のベテランなのだが、作中設定ではミレーネルはセレステラより年下の設定である。声だけ聞いているとまるでミレーネルの方が姉みたいに聞こえる。
 話自体はヤマト原作ではなく、松本零士のスピンオフ漫画「サイレンの魔女」のオマージュだと分かるが、前話のメルダの話ではガミラスには映画という文化はないはずであった。しかし、森雪のバックに「3、2、1」と映画的秒読みが使われていたり、場所がシネコンだったり、前回否定された映画的手法が存分に使われているところを見ると、ホントにこの連中、考えて作ってないんだなと呆れる思いがする。
 幻覚に掛けられた乗員の中に沖田はいなかったが、元々の松本零士の作品はむしろ沖田が過去に戦死させた守ほか宇宙戦士の亡霊に苦しめられる話であった。なお、2199ヤマト名物となった古代進の「ユキー!」はこの話が初見である。あと、この話は映画版では森雪の股間のラインを強調するなどやらしい映像が目に余ったので、テレビ放送されたこの話では全般的に輝度が調整され、どの場面も映像が暗すぎる明るすぎる、絵として非常に見にくいものになっている。 (レビュー:小林昭人)

カオルのひとこと:超能力を持つ異星人ミレーネルの幻惑で薄気味悪い古代の回想(?)を見せられる。記憶のない雪は罠に陥らず、波動エンジンを再始動させる大活躍。オカルト趣味の話に幻滅。

評点
★★ これだけと思えばある程度見れる話だが、百合亜が邪魔なので減点して★2つ。(小林)
★★ ストーリーはそれなりだが、ヤマトらしくない気持ち悪さが後を引くので−1点。(飛田)


関連レビュー
「Gのレコンギスタ第14話 宇宙、モビルスーツ戦」

あらすじ
 ザンクト・ポルトで会談を始めるドレッドらトワサンガ代表とアメリア諸勢力、が、背後ではマスクがドレッド艦隊襲撃を画策していた。

Aパート:ザンクト会談、マスクの襲撃計画
Bパート:マスク隊対トワサンガ軍、ベルリ月に向かう

コメント
 今回から歌が変わり、2クール目の最初なので、たぶん、3クール、4クールと主題歌は変わるのだろう。ガンダムSEEDのパクリだが、これもアサルトシュラウドやミーティアは既出だから別に良いだろう。この作品がいろいろな作品のオマージュ集だということは「隠し絵ガンダム」ですでに明らかになっている。
 で、今日の「ピタゴラガンダム」はとりあえず矛を収めた諸勢力のザンクト会談となる。段取りや経過が全く省かれているために内容は分かりにくいが、どうも軍拡したアメリアやキャピタルの技術の出所が問題のようだ。前回の内容からするとレイハントン家とヘルメス財団が鍵を握っているようだ。それで旧世紀の技術ノウハウである「ヘルメスの薔薇の設計図」がアメリアに渡り、軍拡が可能になったという話のようだ。いずれにしろ、会談の背後でアーミィーとトワサンガ軍は戦力を結集させていく。が、マスクとクリムの狙いはトワサンガ軍をかわしてトワサンガの本拠月に向かうことだった。戦いの中、ベルリはトワサンガのパイロット、リンゴを捕虜とし、月に近づいたマンディは正常化してラライヤ・アクパールと本名を名乗る。
 「策士策に溺れる」という言葉があるが、とにかく設定や世界地図がきちんと説明されていないこの作品の場合、何だかどの人物も監督の都合の良いように動かされている感じがあり、「そんなに都合よく行くかよ」とツッコミを入れたくなる。たった2隻でトワサンガに乗り込むマスクたちは「地球の居住権(レコンギスタ)」で住民を説得してトワサンガを征服するつもりらしいが、先のゴンドワン陰謀説の言いようといい、富野は(自分の作品よりはるかに優れている)レイズナーでも見たんじゃないだろうか。
 なお、今日のアイーダはF91のセシリー・フェアチャイルド。高橋監督のレイズナーがコルテスのアステカ征服に範を取ったことは今さら書くまでもない話。正直な話、レイズナーは同時期のZやZZよりずっと良作で、ずっと面白かった。 (レビュー:小林昭人)

ヘルメスの薔薇の設計図:この時代以前の宇宙戦争の全ての開発ノウハウが収められたデータベース、元々金星のビーナス・グロゥブ(ジット団)に保管されていたものでクンパ大佐がコピーして持ち出したもの。名前の「ヘルメス」は添え字で、これが知恵と盗みの神であることから、出自がヘルメス財団であることと、このデータベースが盗品であることを示唆している。「薔薇」はロザリオ・テンの壁面に大書されている絵のことであり、これが元々あった場所を指している。元ネタはガンダムAGEの「エクザDB」で、代々アスノ家に伝わっていたものだが、この便利な公式百科事典には宇宙世紀の各種MSのほか、SPTレイズナーやマジンガーZなど富野喜幸氏に関係ない諸作品のデータも含まれている。作品のほとんどのMSがこのデータベースを元に建造されたため、画面上はいつかどこかで見たような演出が狂い咲き、GセルフなどはトランザムやV−MAXまで披露している。古代ムー大陸の技術もあるようであり、ピラミッド兵器ユグドラシルはどうも勇者ライディーンのテクノロジーが使われているようであるが、聖闘士星矢など他の番組かもしれない。

評点
★★★ マスクの月侵攻はそれでも意外。


関連レビュー
「コスモウォリアー零第6話 我が友ハーロック」

あらすじ
 街を破壊した罪で処刑されそうになったトチローを助けにハーロックが現れる。原因がトチローにあることを知ったハーロックは街の人々に謝罪し、訪れたゼロと酒を酌み交わす。

Aパート:ハーロック登場、シルビアーナとの決闘
Bパート:石倉たちの罠、ハーロックとゼロ

コメント
  どうもこの作品のハーロックは他の松本作品に登場した彼よりもかなり若いらしい。エメラルダスも登場するが彼女も若く、どちらも若年から宇宙海賊をしていたという設定らしいが、トチローが友人ということでどちらも株を下げている。エメラルダスは「わが青春のアルカディア」でムリグソンに撃たれるまで頬の傷はなかったはずだが、この作品では最初から傷持ちでトチローとは夫婦同様の関係になっている。「無限軌道SSX」の高値の花がずいぶん安くなったものである。なお、アルカディア号はこの時期まだ完成しておらず、良く似たデスシャドウ号が彼の乗艦である。このように過去に放映された作品とずいぶん色々違うのだが、マニアが作ったせいか、この辺は視聴者が「知っているもの」として作られているために、実際の映像作品は大変見にくいものになっている。
 世界観を再構築するのは結構だが、前の作品から設定を変える場合には新しい視聴者を想定して世界観についてはきちんと説明する、過去のそれは見なかったこととしてゼロからやり直すという作業が不可欠である。単にハーロック、トチローと名前を挙げるだけでそのキャラについて説明したような気になっているのは思考が整然としていない証拠で、それは制作者の怠慢でもある。
 エメラルダスについていえば、彼女はそもそも「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」が放映された時代には存在さえしていなかったが、これまでの作品で描かれた彼女とこの作品の彼女とどちらが強く凛々しく魅力的か、わざわざ新しい作品を作るなら、同じキャラなら以前のキャラは超えるべき目標であり、若い時代を描くなら前作に照らして正当性のある描き方でなければならない。それを枝葉末節へのこだわりや過去の古臭いマンガの描写に逃げるような卑屈な態度では、まともな作品作りなど到底望めない。
(レビュー:小林昭人)

作品キャラ・用語紹介

雷(ライ)
 古株の割に石倉同様若輩者扱いされている出っ歯の砲術長。九州弁で話し、シャツ丸出しの風体など戦艦火龍の風紀の乱れを象徴する人物。砲術主任であるにも関わらず暴走したセントエルモ砲に為す術なく挙手傍観していたなど、その能力には大いに疑問があるが、火龍では彼がこの大量破壊兵器の責任者である。肝心の砲術士としての能力も発砲した主砲は命中しない、当たっても効かないなどその無能ぶりを存分に示した。性格は自他共に認める機械人間嫌いの石倉よりもさらに陰湿で、博愛主義者のゼロの目の届かない所で機械化人イジメを行う。その風体といい、言動といい、好感を持つことが難しい人物。

要塞ヘルキャッスル
 一都市ほどの大きさを持つ銀河総督の巨大要塞。銀河間を自走することができ、周辺の超重力バリアと自己修復機能はいかなる攻撃も寄せ付けない。宇宙戦艦ヤマトの彗星要塞の劣化版。最終決戦のラスボスとしてデスシャドウ号など並戦艦の攻撃にはビクともしなかったが、戦艦火龍の怪しげな武器、セントエルモ砲の前には無力で、最終話では丸々15分かかって発射されたエルモ砲の藻屑と消える。円筒形の造形の縁が多角形に見えるのはコンピュータ作画のため、浮動小数点演算の問題から円弧の造形は当時のこの種機械では手間がかかるため形状を省略してアニメ化したためである。銀河総督と合体したサイボーグ要塞としてゼロたちを攻撃したが、トチローはこれを見てアルカディア号に憑依するという彼の死後人生のプランを思いついた。

評点
★★ ハーロックになぜトチローが必要か、どうも分かっていないらしい。


その他のZレビュー
「機動戦士Zガンダム回顧録」 Z第14話レビュー
「パラレルユニヴァース」 Z第14話レビュー


関連リンク
An another tale of Z 第14話紹介
An another tale of Z 第14話「新共和国成立」(本編)

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