◇MUDDY WALKERS
■遠い空の向こうに October Sky
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スト−リ−炭鉱の町コールウッドの高校生、ホーマー・ヒッカム(ジェイク・ギレンホール)はアメフトで奨学金をもらって大学に進学しようとするが、テストに落ちてその夢もかなわぬものとなっていた。兄はアメフトのチームリーダーで女の子にももてるし、大学行きも保障されているのに比べて、まるでいい所のないホーマー。ソ連が世界に先駆けて打ち上げた人工衛星「スプートニク号」が夜空を横切っていくのを見て感動を受けたホーマーは、ロイ・リー、オデル、クウェンティンとともに「ロケットボーイズ」を結成、ロケット打ち上げ実験に情熱を傾けてゆく。そんな彼らを、担任のライリー先生(ローラ・ダーン)は後押しした。そして全米科学コンテストへの出場をすすめる。もし優勝すれば、貧しく将来は炭鉱夫になるしか生きていく道がない彼らも奨学金をもらって大学に行くことができるのだ。一方ホーマーの父(クリス・クーパー)は面白くない。ホーマーには自分の後を継いで炭鉱に入ることを願っており、父と子は激しく対立するのだった…。 | ||
レビュー 「スプートニク・ショック」という言葉がある。ソ連が世界初の人工衛星を打ち上げたことで「自分たちこそ科学技術の先端を行っているんだ」と鼻高々だったアメリカ人が受けたショックのことである。その結果、NASAが設立されたりアポロ計画が立ち上がったりして、映画のネタもたくさん提供されてゆくことになった。実話に基づいたこの映画は、その元祖とも言えるだろう。 | ||
MUDDY WALKERS◇