◇MUDDY WALKERS
■博士の愛した数式
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スト−リ−
ある高校の数学教師(吉岡秀隆)が、最初の授業で、なぜこの道を志すようになったかを語り始める。彼をルートと名づけたのは、ある天才数学者「博士」(寺尾聰)だった。家政婦の母(深津絵里)は女手一つでルートを育てていた。彼女が新しく派遣されてきたのが、未亡人(浅丘ルリ子)の義弟である博士の住まう離れだったのだ。博士は昔起こした交通事故のため、脳に障害があり、80分しか記憶がもたない。これまでに9人も家政婦が変わっている「やりにくい」人だった。しかし、博士は家政婦の誕生日が2月20日=220であることを知って、この出会いを特別のものと喜ぶ。そして腕時計に刻まれた284の数字を見せて「友愛数」について家政婦に教えるのだった。 | ||
レビュー 原作の小説を読んだとき「これが映画になったら面白いだろうな」と思ったが、同時に「映画化するのはとても難しいだろうな」とも思った。数式という観念的なものを、映像でどうやって表現していくのか。ここがカギになるだろうと思った。 | ||
MUDDY WALKERS◇