◇MUDDY WALKERS
■エイリアン2完全版 ALIENS SPECIAL EDITION
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スト−リ−宇宙貨物船ノストロモ号がエイリアンに襲われ、ただ一人生き残った星間航海士リプリー(シガニー・ウィーバー)。彼女の乗った救助艇が発見されたのは、事件から57年もたった後だった。莫大な金額の貨物と宇宙船を爆破してしまった責任を問われたリプリーは、航海士の資格を剥奪されてしまう。そんな彼女に、もう一度あのエイリアンの巣くう宇宙船があった惑星LV-426に行ってほしいと依頼がくる。あの惑星は植民地として開拓されていたが、住民からの連絡が途絶えたのだ。一旦は断るリプリーだが、あの悪夢を乗り越えるため、もう一度エイリアンと対峙することを決意する。そして植民地の住民の救出とエイリアン撲滅を目指し、海兵隊とともに戦艦スラコに搭乗。惑星LV-426に降下すると、コロニーは廃墟と化していた。そこでただ一人生き残った少女ニュート(キャリー・ヘン)を発見。地下3階でエイリアンと遭遇した海兵隊は半数以上が戦死してしまい、さらに着陸艇も墜落して惑星から離陸する手だてを失う。海兵隊のヒックス伍長(マイケル・ビーン)、バスクエス(ジャネット・ゴールドスタイン)、ハドソン(ビル・パクストン)らとともにバリケードを築いて立てこもったリプリーは、ニュートを必ず助けると約束するが…。 | ||
レビュー
この映画を最初に観たとき、まだ20代の前半じゃなかったかと思う。その時は正直、好きになれなかった。主人公であるリプリーは前作で強い女になったが、ここでは冒頭から他人を寄せ付けない怖さを持っている。尊大でいつも青筋を立てているかのようなリプリーと、ただ一人エイリアンを知るリプリーの話をまともに聞こうとしない兵士たちとの不協和音が、当時の私には耐え難いものとうつった。その後の展開は息をつくまもないアクションの連続で面白かったが、見終わって残るのはやっぱり異様なリプリーの強さだけ。そのときはまだ、この映画に公開されなかった重要な削除シーンがあることを知らなかった。 | ||
MUDDY WALKERS◇