Mechanics & Characters
トップに紹介した作品のキャラクター、メカを展示するページです。
作中艦艇紹介 ハンター級駆逐艦 自由コロニー同盟時代の主力だったタイプ85、87に代わる共和国の新しい護衛艦でタイプ97と呼ばれる。ソロモン共和国の建艦計画は巡洋艦以上は比較的成功したものの、駆逐艦の開発は難航し、当初のマリーナ社からプラント社、ニールセン社と同工異曲の護衛艦が乱立することになった。プラント社のハンター級は徹底的にパワーと破壊力を追求した設計で、一連の艦の中では最も高い戦闘力を持つが、反面、対潜宙艦戦闘においては静粛性の低さとソナー性能の貧弱さを露呈することになった。護衛艦には珍しい装備として680o重ミサイルの急速装填装置を持つ。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 カフェ・ラインゲルト マシュマーと別れた後、ハマーンが連絡所として選んだジオンの有名カフェ、同店の支店はオルドリン市にもある。その一室に特別室があり、ソロモン作戦本部直通の通信回線が用意されている。0096年から98年の約3年間、マシュマーとハマーンを結ぶ唯一の糸として機能していたが、0098年のジオン反乱の際の市街戦で店ごと破壊される。 |
作中登場人物紹介 キム・ユアン 同盟艦隊巡洋艦「シェパード」副長、レダ星域会戦当時は中尉。派遣艦隊解散後は巡洋艦「シェパード」の退役に伴い作戦本部に勤務していた。0097年のコルプの乱で武器を再装備した「シェパード」を指揮して出撃、ライヒらの潜入作戦を側面から支援した。以降は「シェパード」が完全に除籍されたため、新鋭駆逐艦ハンター級の戦隊長を務めている。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 RX-75(原作RX-75)ガンタンク輸出型 モビルスーツ以前の戦車兵器ガンタンクは多くが予算の乏しい中小国に輸出されたが、タイタニア向け仕様は同地の特殊な環境に合わせた寒冷地仕様となっている。地球の1.5倍の濃密なタイタンのメタンの大気中を支障無く移動でき、また、構造を簡素化してコストダウンと整備性を高めるなどの改良が施されている。 |
作中艦艇紹介 K型輸送船「ヴォクソール」 自由コロニー同盟が国を挙げて開発した大型輸送船K型は様々なバリエーションを誇るが、この「ヴォクソール」は孤立した小都市が多いものの、全体としては発展している木星圏の将来を睨んだ同盟独特の輸送船「マルチフレイター」の最新型である。案に相違して建造直後のこの型のほとんどがサイド2への輸送に多く用いられた。「ヴォクソール」はハロルド社の旗艦であり、サイド2輸送を統括する同社常務スターンズが乗船して輸送作戦の指揮を執った。結果的にクロスボーン潜宙艦が比較的早く討滅されたことにより、高速大容量の同級の船隊による輸送は損失も少なく成功裏に終わった。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 オルドリン港 同盟宇宙艦隊司令部 サイド5に拠点を持つ自由コロニー同盟は25の市国の穏やかな連合体であるが、戦争中に戦場になったこともあり、反軍感情が根強い事は共通している。世論の反発で同盟の官庁街「クリスタル・シティ」に入居できなかった艦隊司令部はオルドリン港内にある倒産したジオン系商社の空きビルを借りて司令部ビルとしている。同様に一部ラブホ機能を残したままホテル跡建物に入居した作戦本部と比べれば、やや広く、見栄えはやや貧相なもののまともで、港にも近い使いやすい建物といわれる。 |
作中登場人物紹介 イグナチウス・アロイス 同盟軍の勇敢な艦長、「赤毛のアロイス」は派遣艦隊の中でも勇敢で有能な艦長の一人である。同盟の中でも高性能艦、艦隊でも7隻しかない「特型」タイプ87を預かる彼は同じく特型艦長のライヒと第7戦隊を構成し、レダの戦いでは危険な先鋒偵察を務めた。同じジオン移民出身のライヒとの交友関係はその後も続き、後年のライヒとアルマの結婚式には友人代表として祝辞を述べた。 |
![]() |
作中艦艇紹介 ジオン軍オートバイ 一年戦争時のジオン軍にはオートバイを模した小型ホバークラフト「ワッパ」があったが、ホバー独特の小回りが利かず停止が困難という特性から戦後はオーソドックスなオートバイが使用されている。ツィマッド社製のシンプルな水平対抗水素エンジンを装備したこれは部隊では師団間の連絡用などに用いられている。多くが輸出され、宅配便などに使われている。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介(2007/10/14) デルタ基地ガンルーム 同盟軍木星派遣艦隊はガニメデにある基地「デルタ」に駐留しているが、このガンルームは基地にある士官用施設の一つである。「デルタ」自体が0080年代後半に急造された仮設基地のため、その構造は簡素で単に座椅子と清涼飲料水の販売機があるだけである。同盟の場合、艦艇搭乗時と基地駐在時は禁酒であるが、これはモデルとなった地球連邦軍に倣ったものである。第一戦隊(マシュマー分艦隊)のガンルームには同盟独自の飲料「ColaCola」の販売機が置かれている。 |
作中登場人物紹介(2007/10/14) コンスタンツェ・ドリス ジオン本国艦隊司令官ビクトル・ドリスの妻で、アルマの母。ビクトルは平民出身で名門の彼女が嫁いだことは当時のジオンでは驚きを持って迎えられた。ジオンでも指折りの賢夫人で、しっかり者の女房である。0097年のドリスの反乱と娘アルマに示唆されての共和国への亡命時には一時錯乱したものの、その後は夫の立場を守り、亡命先での生活基盤を固めるために馴れぬ異郷で並々ならぬ手腕を示した。マシュマー宅に居候していたため、その子育て無能力ぶりに「見ていられず」、マシュマーの娘アイリスの面倒を見たが、このことは隣人のジャクソン夫人ジュリエット同様、多感な彼女の性格形成に大きな影響を与えた。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介(2007/9/16) TMA-044(原作NRX-44)アッシマー重爆型 重モビルアーマー「アッシマー」は後期ティターンズの馬車馬的存在であるが、たいがいの戦闘艦の船体を打ち抜ける300oレールガンの基本武装の他、このような焼夷攻撃用の重爆オプションも存在する。レールガンを取り外した結果、大量の爆弾を積み、多様な攻撃に殲滅的威力を発揮する。 |
作中艦艇紹介 アナハイムGTO アナハイム電機工業製造の大型スポーツカー。水素エンジンを搭載し、最高速度は時速350キロに達する。エウロパ市ではレンタカーにもなっており、休暇で訪れたマーロウが使用した。乗用車ベースのあまり上等な自動車ではないが、頭を空っぽにして飛ばすには十分なクルマである。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 オルドリン市 レミュール街 サイド5最大の歓楽街で、国防省の所在地でもある。宇宙港や産業ベルト双方に近い立地のため、夜はおよそ三千件の飲食店は常に賑わっている。マシュマーが同盟に出向していたハマーンをよくデートに誘った場所でもあるが、ここに立地している国防省スタッフにとっては居ながらにして艦隊や工廠の実態を知ることができる便利な場所でもある。 |
作中登場人物紹介 アルマ・トワニング・ドリス(右) 作品ではジオン本国艦隊司令官ドリスの娘。母コンスタンツェは一年戦争時代のア・バオア・クー要塞司令官、故トワニングの妹でアルマは姪に当たる。0097年のコルプの乱で父ドリスが反乱軍に加担したため、後に恋人となるライヒ中佐の手引きで母子共々サイド5に亡命、身元引受人のマシュマーの下でしばらく暮らしていた。頭の良い、危機に強い女性であり、その機転で母親の他、0101年の戦いではマーロウやエマの命を救っている。 |
![]() |
作中艦艇紹介 マゼラアタック 一年戦争におけるジオン軍の主力戦車。当時の連邦軍制式61式戦車より強力な主砲を積み、機動力もより高かった。最大の特徴は垂直離着陸機になる主砲「マゼラトップ」であり、台座部分には強力な三連装ビーム砲が搭載されている。この一個連隊だけで空陸一体の立体戦闘を行うことができるが、0090年代では既に旧式であり、ズム・シティの陸軍部隊にのみ装備されている。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ガニメデ デルタ基地巨大植物 凍てついた氷の衛星ガニメデに基地を設営した同盟軍は同地での酸素と水の生産のため、かつてガイア科学省で開発された巨大サボテンを栽培している。この巨大植物の根は地下1キロに達し、二酸化炭素と人造太陽光を反応させて生じさせた熱により、凍てついたガニメデの大地からも水と養分を吸収することができる。また、特殊な花弁により害虫や小動物を補食する。この有用な植物は大量の水を基地に供給するほか、葉はサラダに、果肉はソテーにして食用にすることができる。同盟の外惑星基地ならどこでも見られ、同国コロニーの特徴となっている。 |
作中登場人物紹介 フランシス・カークス 0092年から0094年まで「レイキャビク」通信士を務めたフランシス中尉はオルドリン大学電子工学科出身の士官である。艦隊参謀のカーターとは同期で軍の奨学制度で大学に進学した。電磁気学・通信工学に通じた優秀な通信士であり、奨学金の返済後は除隊してプラント社の電子工学チームで働くことを夢見ている。後の話であるが、プラント社に再就職した後の彼はジーン・松下博士の下で「リック・ディアス」の電子装備の一部の設計を担当した。 |
![]() |
作中艦艇紹介 61式戦車 一年戦争前の地球連邦軍の主力戦車だが、新型の89式に置き換わった後も少数が各地に配備されている。その戦闘力はもはやモビルスーツに抗し得ない。0097年のジャブロー作戦ではカラバ迎撃に出動した。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 イオ ロキ・パテラ火山公園 イオの豊富な地熱資源は同星を木星圏最有力の衛星国家にしたが、現在のイオ星間都市連合は同時に観光資源をも重視している。ロキ・パテラはイオでも最大級の火山で、同星の重要な地熱資源産出地かつ観光地である。 |
作中登場人物紹介 ジュンコ・ラントシュタイン 0096年にシェパード大学を卒業したラントシュタインは研修の後、国防省の職員としてレミュール街の国防省ビル総務課に配属されている。国防大臣ブルグソンの指示により上級スタッフに秘書官が付けられることになり、ジュンコはマシュマーとハウスの担当である。モデルは「戦艦ビスマルクを撃沈せよ!」のディビス役を演じた女優ダナ・ウィンターで、作中の役割も「ビスマルク」とほぼ同じだが、日系女性ということで、ダナよりはやや太めでぽっちゃりとした感じにした。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 RGM-189(原作RGM-89)ジェガン 原作では逆シャア時の連邦軍主力機、GMの後継機として可もなく不可もない凡庸なMSだった。作品では連邦軍の主力機はRX-78の強化型量産機「ネモ」という設定のため、それを上回る性能の次期主力MSとして登場する。1機の建造費1億フェデリンは特殊な機体を除けば量産機では最も高価である。 |
作中艦艇紹介 ジオン軍装甲車 リムジン「ガズ6000」の製造元であるズム・シチ市バウアー社の本業は各種軍用車、戦車、装甲車の製造である。この装甲車はツィマッド社製オートバイと同じくジオン軍を象徴する車両で、MIP社製装甲突撃艇「ガブ200」に搭載することができ、宇宙艦隊、陸軍を問わず全軍に装備されている。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 土星衛星タイタン 宇宙ステーション「オベロン」 「オベロン」は衛星タイタンの上空千キロを周回する直径1キロ程度のタイタニア共和国の軌道ステーションで地表の鉱業開発の際には前進基地ともなった。0094年のタイタニア戦争時にはタイタニア執政官府本部の他、連邦警備隊とタイタニア防衛隊が駐屯しており、19歳の防衛隊員マウアー・ファラオ二尉はここからティターンズ迎撃に出撃した。 |
作中登場人物紹介 バグボ・バボ 木星艦隊第三戦隊、イエガーの副官のバグボ・バボはジオン軍には珍しいアフリカ系の士官である。一兵卒からの叩き上げの士官であり、同じく叩き上げのハイデルシュタインにイエガーの副官として推挙された。司令官イエガーよりかなり年長の軍人であり、「黒人でなければとっくに将官」と彼に言わしめるほど艦隊の運用知識に優れるため、後年も彼の副官として活躍した。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 RX-178B(原作RX-178)ガンダム 原作ではマークUは一機種のみだが、作品ではティターンズ開発の機体をさらに発展させた「タイプB」が存在する。新鋭制式機「ジェガン」のプロトタイプとして開発され、原型機をはるかに凌ぐ装備と強化を施された最強のMSである。第2艦隊のみに配備されており、アムロやハリーの乗機となっている。 |
作中艦艇紹介 ジャガー・レプリカ マシュマーの同僚ハウスは0101年の戦いの後に退役してコンサルタント会社HIAを設立したが、有能な情報部長から企業家に転身した彼の愛車。元々彼はBMWなど高級車を好む性格だが、このジャガー・レプリカはオルドリン市のバックヤードビルダーの製作でプラント社のエンジンを積んでいる。クルマのデザインはクラッシクカーに造詣の深い彼自らが考案して製作させ、価格も通常の乗用車よりはるかに高価である。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 サイド5 ソロモン共産党オフィス 表向きは清涼飲料水の販売員、実はオーブル工作員のカガリナがたむろするサイド5の共産党本部には建国の祖バートンと現指導者でカガリナの父ウズミラの肖像画が掲げられている。オーブ国では標準的なセットで、同様の顔写真は戦艦の艦内などにも飾り付けられている。画像からウズミラのモデルはSEEDのウズミ・ナラ・アスハと分かる。 |
作中登場人物紹介 ヤスオ・フクダ 父親は戦前にルウム知事を務めたサイド5では名門政治家の一族の出身の二世政治家。リーデル政権では報道官を務めており、独特の「あっち向いてホイ」のユーモラスなスタイルで記者らの鋭い質問を手際よく捌いている。本人自身は生真面目で堅苦しい印象を与えるが、タイタン上空での同盟軍の勝利の報道に際しては表情を崩したこともあった。同盟の後の共和国でも内閣報道官を務めている。 |
![]() |
作中艦艇紹介 ガズ6000オープンカータイプ ジオンのステータス車ガズ型リムジンは一台一台ズム・シティのバウアー社工場で手作りされているが、このオープンタイプは陸軍では軍団長(中将)以上の将官のステータスである。注文に応じ様々なタイプが存在するが、部隊の親閲に適したオープンカータイプが好まれている。艦隊の場合は同様の慣習は無く、その職務に応じ、高官用宇宙船プロミネンツの利用権があるだけである。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 サイド2 同志バートン像 宇宙世紀のコスモ共産主義活動家ネロ・バートンはサイド2内戦の最中に死亡(病死、戦傷死、ないし毒殺とされる)したが、偶像化された彼の肖像はサイド2の共産主義者のシンボルになっている。このバートン像は共産党本部の屋上に飾られているが、同様の銅像はオーブル各地に見られ、サイド2のいわば名物となっている。 |
作中登場人物紹介 イッアーク・ハイマン ジオンの大財閥ベルデンは戦前からジオン・ダイクンを擁立するなどジオン共和国、さらに後身のジオン公国の成立に貢献したが、ハイマンはそのベルデン社の数多い関連会社の一つベルデン情報社の腕利き情報員である。ベルデンの総帥ジュグノーの懐刀であり、さらに同社の関連から幼少時代のハマーンを知る数少ない人物である。作品前半でハマーンとマシュマーの周辺に出没する。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 RX-178(原作RX-178)ガンダムマークU 原作ではティターンズが試作した改良型ガンダムでエマやカミーユの乗機となった。作品ではやはりティターンズの製造だが通常のMSより一回り大きく、また、原作と異なりB級機ではなく、最新最強の装備で武装した最強のMSとして登場する。第14話登場。 |
作中艦艇紹介 ランチア 父親に反抗した大学予備門時代のマシュマーが予備門の舎監から中古で購入した古い水素自動車。名前はイタリアの名門自動車メーカーから。普段は彼の姉であるセロ夫人のジェノバ市のアパルトメントに安置されており、彼の地球帰還時に使用される。既に製造後20年、走行距離30万キロを経過した古いクルマだが学生時代の極東旅行やヨーロッパ旅行に用いられ、その造りの堅牢なことを示した。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 サイド2 オーブ共産党ビル 一年戦争後もサイド2では戦乱が続いたが、その中の最大派閥オーブル結成同盟の本部が置かれている共産党本部。屋上に建軍の祖の活動家ネロ・バートンの銅像が置かれている以外はごく殺風景な実務志向のビルディングである。後に主席となったウズミラの策謀の中心地となる。 |
作中登場人物紹介 アウグスト・グスタフ・フォン・バロス 長い名前でジオン軍一むさ苦しい顔のバロスはサイド3の1コロニー「ティーゲルシュタット」の教師の家の出身である。曾祖父の代から教師を務めていた家で師範学校への進学を勧められたが反抗し士官学校に入学した。見かけによらず教養人であり、セイラ・マスに信頼されている。0098年のクーデターではセイラは艦隊との仲介を彼に依頼した。ハマーンの護衛を務めたこともあり、なぜか女性に頼られる人物である。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 UMS-44(原作PMX-002)パラス・アテネ 原作ではシロッコが製作したレコア専用機。作品では第3勢力ユニオン開発の重MSでジオンのゲーマルクに比肩する機体。大型ミサイルを搭載し対艦攻撃を得意とする。通常のMSに比べ格闘性能は劣るが、その分重装甲で防御されている。 |
作中艦艇紹介 アナハイム PKW80 木星やサイド5でマシュマーが愛用したアナハイム製の水素自動車、経済性の高い造りで各国に輸出されている。既に古いモデルであり、この頃にはより優れた新型PKWA4にモデルチェンジしているが、アーク900に乗り換えるまで彼はこの車種を使い続けた。実は作者のかつての愛車。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ノーフォーク 第1艦隊司令部ビル 第1艦隊は連邦の本土決戦の切り札であるが、一年戦争以降ほとんど出動することが無かったため、特定の旗艦は置かれず専らこのビルに司令部を置いている。参謀本部が連邦ビルに移り、実戦部隊から遊離しつつある中で、第1艦隊はその存在はお飾り的なものの、各地に展開する各艦隊の要の役割を果たし、司令官は事実上の司令長官となっている。 |
作中登場人物紹介 ヴォルフラム・ローレンス・タケイ ジオン木星艦隊のベテラン艦長タケイは旗艦を警護する4隻の護衛隊の指揮官である。木星上空での戦いでマシュマーに苦杯を舐めさせられたが、乗員救助の際には沈着冷静さを見せた。後にハイデルシュタイン提督の後任として第1戦隊を預かり、戦艦の艦長を務めた後に昇進し、艦隊参謀長としてシャアの補佐にあたった。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 TMX-003(原作PMX-003)ジ・O 原作ではシロッコ専用機、作品ではやはりシロッコが試作した技術試験機。大出力ジェネレータを搭載し、機体の各所に取り付けられたバーニアにより恐るべき運動性を持ち、機体の機動に動体視力が付いていけず残像となって見えるほどである。シロッコの他、ヤザン・ゲーブルも搭乗している。 |
作中艦艇紹介 スカニア アーク900 それまでの愛車PKW80に代わるマシュマーの愛車。共和国艦のエンジンを供給するスカニア社の自動車部門による製造で、ハイテクイメージの強い自動車である。実はスウェーデンのサーブ社(すでに倒産)の自動車をイメージしており、サーブ同様、知的職業に就くインテリ御用達(日本以外各国)の乗用車として考えており、作中のイメージもそうしたものである。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ニューヨーク 貿易センター 巨大な連邦ビルの傍らにあるためその影に埋没しがちであるが実はかなりの巨大ビルである。一千以上の商社、企業がオフィスを構える、地球及び太陽系の経済活動の一大拠点である。大統領マイノルとマシュマーの姉マグダレナの会合の場として用いられた。 |
作中登場人物紹介 アダム・T・メイスン デルタ基地工廠長ドルンベルガーの片腕メイスンはドルンベルガーが中将に昇進して艦隊大学に退いた後は同盟軍の整備部門の中心人物になっている。土星派遣艦隊には技師長として参加し、艦隊唯一の工作艦「スカパ・フロー」の艦長を務めた。土星艦隊が前例の無い速度で土星に到達できたのはメイスンを初めとする同盟軍整備班の優秀さによる。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 MS-23(原作AMX-011)ザクV 原作ではネオジオンの後半指揮官機でマシュマーやラカンが搭乗した。作品では一回り小型になり、ドムシリーズに代わる第4部でのジオン軍主力機として登場。同クラスの機体の中では最も優れた性能を持つとされる。サイド5への帰還途上にマシュマーが搭乗した。 |
お知らせ 特になし |
作中艦艇紹介 リムジン フリードウッド 地球連邦のUM社製の超大型リムジンで特装型は連邦大統領の公用車でもある。多数の同型車が連邦政府や企業で使われており、一部は輸出もされている。共和国ではカルノー「プレジデント」が従来の首相専用車「ダイアデム」にあらゆる点で勝っていたことから、これに対抗する専用車として国際会議の最中に元はスタンパ向けの車両を買い上げて急遽導入された。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ニューヨーク 議員会館 この時代のニューヨークは政治都市であるが、この議員会館は下院議員の定宿としてジャミトフら議員が居住している。通常の宿泊施設の他、オフィスや客間、運転手つきリムジンの操車場などもあり、充実した設備は地球各地の代表が逗留するのにふさわしい内容を持っている。 |
作中登場人物紹介 ジェイムズ・ベッカー 自由コロニー同盟の勇敢な艦長ベッカーは同僚のバニス同様地球連邦軍出身の士官で、同じく木星ではマシュマー麾下の第一戦隊に所属している。攻撃力に優れており、木星沖海戦では単艦でグワバン艦隊への突撃を敢行し、一時は「レイキャビク」艦長代理を務めたこともある。土星作戦でも最新巡洋艦を与えられ、ティターンズ撃退に活躍した。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 FMS-139(原作RX-139)ハンブラビ 原作ではティターンズ所属の機体でヤザン・ゲーブルの機体。高機動力でエウーゴを苦しめた。作品では第3勢力の一つサイド6の機体で宇宙戦闘機から発展したという設定。サイド6は険峻な地形と暗礁宙域を持つため、同地での作戦を前提にした複数のモノアイを持つ。 |
作中艦艇紹介 プラント カプチーノ サイド5プラント自動車の小型経済車、特に女性に人気がある。宇宙船建造で開発された強固なキャノピーをフレームの一部として用いており、樹脂を多用し軽量強固に作られている。同盟に赴任したハマーンが日常生活の足に用いた。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 宇宙要塞 コスモ・バビロニア 古いコロニーを改造したクロスボーンの宇宙要塞。フロンティアを追われたマイッツアーらが立てこもって抗戦した。0098年の第3艦隊の攻撃で大破したが、接収された要塞は第3艦隊の泊地として用いられている。 |
作中登場人物紹介 キャサリン・クラレンス・マクニール 自由コロニー同盟/共和国を代表する軍人で一年戦争時の戦艦「トーメンター」艦長、他、「レイキャビク」初代艦長でもある。マシュマーを連邦軍から引き抜いた人物。操艦術に卓越し、容姿も同盟軍一の美貌と称される。ルウム占領時代のマ・クベ(ドズル)の愛人という噂があり、独身を通しているのはそのためという説もあるが、勇猛な艦長である彼女に言い寄る男がいなかったという説もある。共和国軍初代作戦部長を務めた後、マシュマーに地位を譲って勇退し、沿岸警備隊司令、内閣国防調査室長を務める。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 SMS-117L(原作AMX-117L)ガズエル 原作ではハマーンの護衛官「ロイヤル・ガーズ」の機体、同型機に肩パッドのトゲが左右逆のガズアルがある。作品ではやはりハマーンの護衛隊である大蔵省特別警備隊「ロイヤル・ガーズ」の機体。大蔵大臣直属のこれは通常の軍とは調達ルートが異なるため、競争入札でキーゼ社の機体が採用された。性能は原型機ガルバルディと同等。 |
作中艦艇紹介 リムジン ダイアデム サイド5の巨大重工業プラント社の自動車部門プラント自動車が製造する自由コロニー同盟の中型リムジン。同盟においてこの種乗用車の需要は少なく、0074年設計の同モデルは専ら公用車とタクシー用に製造されている。既にモデルライフが20年に及ぶこと、また、旧式な外見から「走るシーラカンス」などと揶揄されている。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ケネディ宇宙港・大型巡洋艦レイキャビク 仕様として木星やタイタンの大気圏で戦うことができる巡洋艦「レイキャビク」は当然地球の大気圏も航行できる。大戦で実用化したミノフスキー・ドライブと耐ビーム装甲はこの時代はほぼ全艦の標準装備になっている。 |
作中登場人物紹介 マシュマー・セロ(作戦部長) 木星や土星で活躍した作品のヒーロー、主役マシュマーは2年間のケンブリッジ大学留学の後に新共和国の第二代作戦部長に就任した。階級も大将に昇進し(0095年中将昇進)、初代作戦部長キャサリン・マクニール大将の後任として、それまで携わってきた共和国軍の改革の中心人物として、また、制服組最強のリーダーとして、諸国の思惑の織りなす複雑な国際情勢に立ち向かうことになる。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 AMS-14(原作MSZ-006)ゼータ 原作ではカミーユの搭乗する後期主役機、ハマーンのキュベレイやシロッコのジ・Oと激闘を繰り広げた。作品ではマラサイの後継機のエウーゴの可変モビルスーツでシャアが中心となって開発した機体。連邦の次期主力機ジェガンとほぼ同等の性能を持つ、可変MSで小型艦にも搭載可能のため、エウーゴの戦力を飛躍的に向上させた。 |
作中艦艇紹介 リムジン プレジデント サイド4の自動車メーカー、カルノー社がVIP用に開発した大型リムジン。連邦のフリードウッド、ジオンのガズ6000に比肩する大型車、独自のM・M思想とフロントミッドシップ搭載のエンジンによりそれらの中では最高の居住性を持つ。走行テストはニュルブルクリンクサーキットで行い、ソーラーパネル搭載、ハイドロニューマチックサスペンション、カルノーマチックなど新技術てんこ盛りの乗用車であるが、やや故障が多いとされる。ユニオン主席代表ミシュランの愛車。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ケネディ宇宙港 地球連邦首都ニューヨークの玄関口ケネディ宇宙港は国際空港時代からの古い宇宙港である。連邦時代になって大幅に拡充整備され、軍艦や大型宇宙船の着陸も可能にな連邦最大の宇宙港の一つ。 |
作中登場人物紹介 キンバリーとかいう女 イオ出身のマダムで多忙で凡庸な事業家の夫に飽きたので一人旅と称してエウロパを徘徊して男を漁っている。マーロウ艦長の傷心旅行のお相手パート2。イオに自動車ディーラー経営の夫と3人の子供がいる。本名はアンドレア・キンバリーといい、イオ・オオハツ販売の社長夫人の彼女は同地の社交界ではそれなりに有名な女性である。娼婦を装っているが、実はかなりの金持ち有閑マダムである。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 TMS-100(原作MSN-100)百式 原作ではシャアの乗機。高性能という触れ込みであったが、無敵であったのはハイザックやマラサイにばかりであった。作品ではティターンズ独自開発の機体でジェリドらが搭乗する。カスタム機ではなく量産機であり、それらの中では最も高い性能を持つ。大型ビームサーベルによる斬り込み攻撃を得意とする格闘戦用の機体。 |
作中艦艇紹介 リムジン ガズ6000 ズム・シチの名門自動車メーカーバウアー社が製造する超大型リムジン。完全な受注生産で一台一台ハンドメイドで製作され、個々の価格も異なっている。ジオンの在外公館の他、政財界のVIP御用達として多数が用いられている。ジオン陸軍ではステータスであり、将官に昇進した軍人には専用車が与えられる。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 サイド2 連邦十二市国 大戦で最大の被害を受けたサイド2は戦後独立し、統一国家パシフィック共和国として再スタートした。しかし、この政府は当初から不安定でおよそ2年で事実上瓦解、同国政府を構成していた派閥が群雄割拠し内戦状態に突入した。十二市国はパシフィック国の一派閥、中道フォレスタル派の拠点で、同地の国家の中では親連邦的なコロニー国家である。首都星カプリコーン。 |
作中登場人物紹介 スザンナとかいう女 本名は不詳、エウロパ在住の女性でピッチハイクで男を捕まえ、目的地に運んでもらう代わりに体を売っている。本職はララミー大学の女学生で、木星圏の中では環境に恵まれ治安も良好なエウロパでの生活を楽しんでいる。マーロウ艦長の傷心旅行のお相手。人なつっこいエウロパ女性の評判は観光案内に載るほどである。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 MS-14J(原作MS-14J)リゲルグ 原作ではイリア・バゾムの機体。作品では戦時中の名機「ゲルググ」の設計を発展させた新型機という設定。0092年の時点では数機しか生産されておらず、そのうちの1機がハマーン専用機とされた。技術的にはオーソドックスな機体であるが、耐ビーム装甲システム、思考誘導制御デバイスなど次世代機に繋がる装備は全て持っていた。 |
作中艦艇紹介 ネビュラストリームXV-12型宇宙艇 元ジオンの技術者ニコルがヨーロッパ銀行の支援を得て連邦・イタリアに設立したネビュラ社は要人輸送用小型宇宙艇専門メーカーである。このXV-12型は小型ながら惑星間航行能力を持ち、また、当時最速のジオンの要人輸送艇プロミネンツを凌ぐ快速を誇っている。価格、信頼性、維持コスト全ての点で従来の輸送艇をはるかに凌いでおり、各国に輸出され多数の同型機が運航されている。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ヤーウェ基地迎賓館 ジオン公国の木星圏の最前線、ヤーウェ基地は外惑星では最大の宇宙基地である。この迎賓館は基地施設の内部に立てられており、本国からの要人の接待などに用いられる(ヤーウェ基地は外国人立入禁止のため)。0093年9月、同地域の海賊討伐に協力した同盟の巡洋艦「レイキャビク」乗員が初の外国人訪問者としてこの施設で歓待を受けた。 |
作中登場人物紹介 ジム・ワトキンソン(イオ星間都市連合) イオの高級ホテル「ローレンツ」のクラークであるジム・ワトキンソン氏はこの道30年のベテラン接待係である。0093年にハマーンが宿泊した際の受付係であり、後に彼女と再会することになる。何かと不審な点の多かった彼女とその連れの挙動についても、口の堅い彼はあえて詮索せず、顧客の秘密を守り通した。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 RGM-179G(原作RGM-179)GMU陸戦型 作品オリジナル機体。戦後の汎用機GMUの陸戦向けバージョンで強化されたエンジンと装甲を有する。ビームライフルは用いず、大気圏内ではより有効な60oサブマシンガンとロケット弾ポッド、そして肩に88o砲を搭載している。ジャブロー作戦でエウーゴ降下部隊の主力MSとして大量に用いられた。 |
作中艦艇紹介 タートル級惑星間航行船 木星直通航路を運行している船会社は二社あり、どちらもサイド5のハロルド&スターズとリージェント社だが、タートル級「フェリックス」はリージェントの船である。先行するハロルド社カナベラル級よりも居住性に優れており、より広大な客室スペースと充実したサービスを売りにしているが、この航路は両者にとっても不採算路線のため、その差は僅少にとどまっている。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 土星衛星タイタンA&K社仮設基地 第2次タイタニア作戦において連邦のゼネコンA&K社の助けを借りたティターンズは同社の指導の下、タイタンに前線基地を建設していた。仮設基地の割には充実した装備施設を持つ基地で運用管理および警備はA&K社従業員が行っている。外惑星作戦に不慣れなティターンズにとって、A&K社の協力による基地は有力な拠点となった。 |
作中登場人物紹介 ミネヴァ・ラオ・ザビ(ジオン公国) 弱冠14歳のジオンの国家元首(登場時)、ソロモン要塞にて王子ドズルとゼナの一人娘として生まれた。乳児時に父ドズルは連邦軍の攻撃で戦死、母ゼナも心痛のためまもなく病没し孤児となる。戦後に彼女を立てるマハラジャらの動きがあり、僅か2歳で第2代ジオン公王となる。生まれつき病弱で容姿も絶世の美女ではないが、気品を感じさせる。慈悲深く、心優しい人物である。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 TMS-1(原作RMS-106)ハイザック 原作ではティターンズの標準機でなぜか地球連邦軍の機体。作品では戦後にジオンの「ザク」の図面を買い取った連邦のMSマニアが設計したリメイク機でシャアの後押しでアナハイムで生産される。ティターンズの他、ジオン陸軍、パシフィック正統政府軍などが使用。作品全般に渡り登場。 |
作中艦艇紹介 K型マルチフレイター 自由コロニー同盟の輸送船「K型」は戦後輸送船のスタンダードとして多様なバリエーションを誇るが、このマルチフレイターは孤立した小都市が多い木星圏、あるいはアステロイド・ベルトの需給に合わせた多目的貨物船として活躍している。10万人程度の宇宙都市なら一隻で全ての需給を賄えるこの船はジオンのパフア・パゾックを木星圏から駆逐した。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 連邦領 サイド1 月の反対側のラグランジュT(L3)ポイントに位置するサイド1はルナ・ツー要塞と共にポイントを巡る軌道にあり、宇宙における数少ない連邦植民地の一つである。総数800程度のコロニーで構成され、工業を中心とした整備された工業都市を多数持ち、全体として高い技術力を持つ。歴史は比較的古く、サイド5と並んで開発時代に最初に建造されたコロニー群である。 |
作中登場人物紹介 ホルスト・シュミット(ジオン公国) 第二戦隊クロイ配下のシュミットは攻守ともにソツの無い手腕を持つベテランの艦隊士官である。ハマーン後の木星艦隊が改組された第二艦隊では第二戦隊を預かり、かつての上官クロイの旗艦「チルデル」を乗艦としている。どのような任務でも沈着冷静に遂行する彼は目立たないが、「役に立つ男」である。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 UMS-54(原作RMS-154)バーザムV 原作では「マークU並みの性能の」ティターンズのやられメカ。作品では第3勢力ユニオン開発の小型モビルスーツで15メートル足らずの機体に当時の標準機GMU、GMUALを超える性能を盛り込んだ第3勢力開発機の嚆矢となった機体。 |
作中艦艇紹介 貨客船「ソラリス」 自由コロニー同盟が総力を挙げて開発した「K型」は戦後の輸送船のスタンダードとして0080〜0090年代全般に渡って活躍したが、一方で0080年代保守的エンジニアリングの権化のような頑丈にすぎる船体と燃費の悪さがあった。「L型」はK型の弱点を検討し、同じくモジュラー設計を特徴とするが、かなり高価なものになった。「ソラリス」は貨客船タイプで地球・サイド5間航路に就航している。0100年代の次期ライナー。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 サイド2 アガスタ共和国大統領宮殿 アガスタは戦後の混乱に乗じて独立したサイド2の小国家であるが、なお内戦が続く同地域の辺縁という地形を生かした交易国家となっている。現在の大統領は前大統領ヨネダの急死で副大統領から昇格したイザベルで、元巴里歌劇団女優という華麗な経歴を持つ彼女の趣味で、宮殿やコロニーは彼女のパーソナル・カラーであるアガスタ・ブルーに塗色されている。 |
作中登場人物紹介 ケン・バニス(自由コロニー同盟) 巡洋艦「ホープ」艦長のバニスは元は地球連邦軍の士官である。戦後にサイド5に帰郷し、ルウム防衛隊の隊員になった。同盟軍の中ではナミブと並んでベテランの部類に入るが、それゆえに同国最精鋭の派遣艦隊に選ばれたといえる。レダ星域会戦では主力艦隊の一員として第九艦隊と戦った。優れた戦術家であり、果断で騎士道精神に富んだ武人らしい人物。 |
![]() |
![]() |
作中メカ紹介 RX-79(原作RX-79)GM 一年戦争中の地球連邦軍の主力機で連邦初の量産モビルスーツ。作品ではノースウェスト社の製造となっている。連邦軍の機体は既により強力な「ネモ」に置き換えられており、作品には登場しない。コロニー同盟などが用いるGMUはこの機体のスペックダウン(粗悪品)機である。回想シーンに登場。 |
作中艦艇紹介 エーグル級駆逐艦 サイド4ユニオンの最新鋭駆逐艦で最初に完成した艦の名を取りロワール級と呼ばれる場合もある。小型ながらユニオン艦独特の三胴船体を持ち、重巡クラスの280o砲を主砲に備えている。静粛性に優れた「ユニオン・ドライブ」を持ち、強力なセンサーと併せ、登場当時は対潜宙艦戦能力を持つ唯一の護衛艦であった。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 サイド6 コロニー「フランチェスカ」 サイド6は元々攻略しにくい地形と強固な要塞地帯を持つ、ラージ級の「フランチェスカ」は要塞宙域の近郊にあるコロニーである。山岳地帯を模した高地風の内部空間を持つサイド6を代表する観光地であり、同地のホテル「エリー」は0101年の戦いでは連合軍の合同作戦会議の場所として選ばれた。 |
![]() |
作中メカ紹介 MS-09L(原作MS-09R)ドムW 戦後の改造ドムシリーズ第一弾のドムWは戦時中の主力機「リック・ドム」である。より簡素化された構造と、より強固な装甲を有しているが、ビーム兵器の使用は不可である。艦隊では攻撃機として用いられており、対艦バズーカが装備されている。 |
作中艦艇紹介 装甲突撃艇AT-100 敵前上陸用の地球連邦軍の装甲輸送艇で、同様の宇宙艇にはジオンのガブ200、コロニー同盟のAS-1000があるが、このAT100は同種艇の中では最も小型である。既に連邦艦隊の標準はより大型な200型に移っているが、小型で発見されにくく、また貨物船等の制圧には大人数は必要無いという理由でティターンズで用いられた。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 サイド6 コロニー「ベルン」 一年戦争時も中立を保ったサイド6はユニークな独自の軍事体系とコロニー国家中最も攻略しにくい地形を有している。大半は宇宙世紀前の開発時代の残滓だが、国土防衛のため、さらに錯綜させたこともある。「ベルン」はサイド6の首都星で最大の都市であるが、最も徹底した連邦制を採るサイド6では「第一の都市」と言うにすぎない。多数のデブリが存在する宙域のため、サイド6のコロニーは通常より堅固に作られている。 |
![]() |
作中メカ紹介 MSF-4(原作RGM-179)GMUAL 原作ではGMUはGMの強化型だが、作品ではスペックダウンした輸出向け低価格機である。「AL」は0080年代には既に陳腐化していたGMUの強化型としてコロニー同盟で再設計された機体である。設計をリファインし、強力なエンジンを組み付けたこの機体は各国に輸出されたのみならず、0090年代前半の同盟軍主力機として活躍した。 |
作中艦艇紹介 コロンブス輸送船 一年戦争時に大量建造された連邦の「リバティ・シップ」、コロンブス輸送船は戦後は大量に払い下げられ、各地の港湾で活躍している。ただし、ジオンの同様の輸送船、パフア、パゾックと異なり戦後は建造されなかったので、現存する数は多くなく、これらほどは姿は見られない。「ヘリオス]]V」はグラナダの小会社の船でトーレス航海士が操船した。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 カフェ・ラインゲルト・オルドリン支店地下室 0096年にジオンに戻ったハマーンとマシュマーの定時連絡用としてジオン大使ジュグノーがマシュマー用に確保した連絡室。喫茶店チェーンの地下倉庫に作られ、喫茶店のオーナーには刑事の内偵用と説明されている。普段は倉庫として使われており、配達用のオートバイなどが置かれている。ハマーン用の同様の施設はズム・シチのやはり同じチェーンの特別室に置かれている。 |
![]() |
作中メカ紹介 AMS-8(原作FXA-05A)マラサイ・ディフェンサー 原作ではマークU専用兵器の「ディファンサー」は作品では小型モビルスーツの火力・航続力増強ユニットとして広汎に採用されている。マラサイ・ディファンサーは開発元のサイド4、ジャン・オクタヴィアン社がバーザム用をエウーゴ向けに手直ししたもの。長射程ライフルを装備する。 |
作中艦艇紹介 ジオン式タンカー 戦前に建造されたジオンの主力タンカーでパフア、パゾックと同世代の中型輸送船。既に旧式化しているが大量に建造されたため現在でも多数が使用されている。「ミダスV」はグラナダのティベリウス宙運会社の油槽船で0097年にティターンズの襲撃を受けて消息を絶った。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 コロニー・モーゲルシュタット 総数二千のコロニーを持つサイド5には全体の8割を占める共和国の他、数多くの独立国、保護領が存在する。「モーゲルシュタット」は「ジオンスドルフ」同様のサイド5のジオン領で、同じくビトゴシュチ州に属する。サイド5のジオン領では最大のコロニーであり、20万人の人口を擁している。0097年の内乱では亡命したハマーン政権の策源地となった。 |
![]() |
作中メカ紹介 JAS-01(原作?) GMストライカー 作品では「ディフェンサー」の製造元であるサイド4ユニオン、ジャン・オクタヴィアン社が大戦中にジオン軍のために開発した往還ユニット。「ディフェンサー」の祖先。ジオン軍用に配備が決まった矢先に連邦軍の反攻があり、サイド4が占領されたため、226戦隊のGM隊で用いられた。MSに装着することでほぼ完全な宇宙船能力を与える。回想シーンに登場。 |
作中艦艇紹介 K型輸送船 外惑星に有力な補給拠点を持たない自由コロニー同盟が木星圏開発のために建造した中・大型輸送船。モジュラー設計を採用しており様々なタイプが存在する。外惑星航行を前提とするため航続力は長く、地球・木星間を無補給で航行することが可能である。この船の出現は外惑星の勢力地図を塗り替えた。ロストフ03は典型的なK型輸送船である。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 コロニー・ジオンスドルフ ジオン公用語では「ジオン村」。0083年のデラーズ事件の際にデラーズ・フリートの攻撃を受け軌道が変更される。村民の抵抗により再度軌道が修正されサイド5に流れ着いた。村会はソロモン共和国への帰属を表明しているが、ジオン公国は自国領であることを譲らず、現在はサイド5内のジオン領である。かつてジオン・ダイクンが住んでいたコロニーでもあり、ジオンゆかりの史跡を数多く持つ観光地である。 |
![]() |
作中メカ紹介 FFS-3(原作FFS-3) セイバーフィッシュ 原作でも登場した地球連邦軍の主力戦闘機。作品では推進機構がロケットから核融合ジェットに変更され中翼機から高翼機になるなどまったく異なるデザインを採用している。ビームライフルとバルカン・ポッド、対空ミサイルを主兵装とし、マッハ3の高速を誇る。ヤザン・ゲーブルの乗機。第17話登場。 |
作中艦艇紹介 タイプ87護衛艦 自由コロニー同盟の改造払い下げサラミス第二弾。タイプ87は地球連邦からライセンス許可を受けたメガ粒子砲(ホワイトベースと同型)を搭載するためにエンジンが大幅に強化された。MSは搭載せず同国標準のタイプ85より遙かに高い運動性を持ち、「特型」と呼ばれている。「シェパード」は0097年まで活躍した同級を代表する艦である。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 北日本州立大学 作品ではほとんど登場場面が無いが、日本にある地球連邦の州立大学。一応国立大学の標準的な校舎をモデルにした。作中の地球連邦は財政難のため教育予算は相当削られており、また、戦争の影響による少子化で授業料の確保も難しい。北日本州立大学は戦時中の爆撃で校舎が傾いでいるため、支柱によって倒壊を防いでいる。 |
![]() |
作中メカ紹介 KF-19(原作?) カラバファイターV ジャブロー戦で活躍したカラバの主力戦闘機「カラバファイター」を宇宙向けにモディファイしたもの。翼端にスラスターが装着され核融合ジェットはロケットに置き換えられている。ビームライフル一門という潔い武装と対空ミサイルで月面上空の戦いで活躍した。 |
作中艦艇紹介 ヴィエルジュ級近距離ライナー サイド4ユニオンは数あるコロニー国家の中でも優れた科学技術を誇る国である。造船技術も一流で、このヴィエルジュ級ライナーは復古的な光子帆船を現代流にアレンジしたユニオンの最新鋭客船である。この船の運航している近距離航路では光子帆の燃料節約効果は僅かだが、主として環境維持の問題から長距離には適さない。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 コロニー国家 アウラン・ガーバード 作品世界ではスペースコロニーを拠点とする国家はおよそ100国が存在するが、多くはアウラン・ガーバードのような単一コロニーや数個程度のコロニーの小国家でる。アウランはサイド5のコロニー国家でソロモン共和国の領空内に存在するが、独自の領空と自治権を有しており、防衛は共和国が提供している。治外法権を持つ親エウーゴの国である。 |
![]() |
作中メカ紹介 AB-08(原作?) ルシファー突撃艇 原作のジオン軍ジッコ突撃艇の同盟軍バージョン。小型で廉価なため0080年代に対艦攻撃機として多数配備された。航行性能が良いため、オメガ基地など外惑星の同盟基地にも警備用として少数配備されている。 |
作中艦艇紹介 チベ級重巡洋艦 原作では旧式艦とか最新鋭艦(ジ・オリジン)など一定していない。作品では以前のジオン共和国の戦艦として建造されたが後に重巡洋艦に格下げされたという設定。ジオン時代の外惑星開発に対応して開発されたため、その航続性能は良好で戦後もエンジン換装などの改良をしつつ、小艦隊の旗艦としてジオン艦隊に配備され、作品全般を通して活躍する。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 同盟アルファ基地 コロニー同盟首都星オルドリンの港湾施設の一角を占める同盟最大の軍事基地で同盟第1、第2艦隊の母港。充実した港湾設備を持ち、戦艦から宙雷艇までの同盟軍のあらゆる艦艇・装備に対応した一大軍港。同様の大軍港にはジオン公国の「ハーフェン」、サイド4の「ロンドベル」などがある。 |
![]() |
作中メカ紹介 ZMS-31(原作AMX-015) ゲーマルク 原作ではネオジオンのニュータイプ専用機。多数のファンネルやビーム砲を満載した要塞的なMSとして登場。作品ではやはりジオンの大型対艦攻撃用モビルスーツとして重ミサイルや拡散メガ粒子砲による攻撃を得意とする3座機でファンネルは装備されていない。 |
作中艦艇紹介 タイプ85護衛艦 自由コロニー同盟による改造サラミス級で又の名をアライアンス級という。同盟艦隊では標準的な巡洋艦である。小型の船体の割に三機のMSとカタパルト、さらに重ミサイルと多数の砲座を持つなどやや武装過剰な艦で、さらに対グワジン突撃用の火薬ロケットブースター2基を装備している。後にエウーゴに払い下げられ、ドゴス・ギア撃沈に活躍した。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ヤーウェ基地 木星艦隊司令部ビル ガニメデにあるジオン軍基地ヤーウェは外惑星最大の軍事基地だが、高さ200メートルほどのこの司令部ビルはその中枢としてガニメデのみならず木星各地の全状況を把握できる能力を持つ。宇宙世紀以前に建造され、ギレン拘置所などと同様、当時の流行である威嚇的な外観を有している。 |
![]() |
作中メカ紹介 RMS-163(原作AMS-003) ネモ 原作ではエウーゴの主力機。作品ではRX-78の強化量産型として地球連邦軍の主力MS。性能的には高級機に属する。あらゆる点でバランスの取れた「ザ・スタンダード」。総生産数二千機は現用機では最多。作品ではライラ・ミラ・ライラの愛機として次期主力機ジェガンの登場まで作品全般で活躍する。 |
作中艦艇紹介 スパルタン級護衛艦 作品の変わりサラミス第2弾。航行性能に優れるものの火力はやや弱いファランクス級の改良型として登場。より強化された対ビームシールドと新型のコンパクトな動力系を持ち、戦艦クラスのメガ粒子砲の運用が可能な砲艦タイプ。制式艦隊の採用競争にゴトランド級に敗れたため、その配備は少数に留まった。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 タイタニア共和国 アルバータ・コロニー群 太陽系の最果て土星に領土を持つタイタニア共和国はメタンの大気とエタンの海を持つタイタンの豊富な天然資源を採掘するプラント群を維持している。アルバータと呼ばれるプラントは4基の採掘・精製基地を持ち、各々タンカー係留用の1キロ程度の尖塔を有している。 |
![]() |
作中メカ紹介 MS-17(原作RMS-117) ガリバルディβ 原作では地球連邦軍が使用している元ジオン機でライラ・ミラ・ライラの機体。作品ではやはり戦時中に開発されジオンでは不採用になったが技術陣が同盟プラント社に移籍して完成させた機体。GMUに代わる同盟軍標準機で作品全般を通して活躍する。 |
作中艦艇紹介 ザウエルX型高速艇 サイド2の小国クロスボーン・バンガードは「フロンティアのナポレオン」、統領マイッツアーの指導する奇矯なコスモ貴族主義国だが、同時に国民総生産の約3倍のアングラ経済と高い技術力を持ち、太陽系各地の犯罪結社、密輸業者と関係を持っている。「サイド2のカポネ」、マイッツアーの国で作られたこの高速艇は密輸業者のデファクト・スタンダードである。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 イオ・ジオン公使館 木星最大の国家、イオ星間都市連合はジオン公国の保護国である。イオとその周辺にある採掘プラント群は太陽系最大のヘリウム3の産地だが、保護国という取り扱い上、大使館ではなく公使館が置かれている。現公使のアルセル・ヨハンセン氏はジオンの三大財閥マルスの一員でジオン公国のメッセンジャーとして同国政界に強い影響力を持っている。 |
![]() |
作中メカ紹介 MSF-21(原作RMS-099) リック・ディアス 原作ではエウーゴの主力MS、作品ではソロモン共和国の制宙用重MSとして登場、ティターンズのRX-178(ガンダムマークU)と並ぶ高性能機。原作に比べ一回り大きくなり、エンジン・武装等が格段に強化され、再推力増強装置アフターバーンを持つ。主役マシュマーの愛機。 |
作中艦艇紹介 高速戦艦サダラーン 原作では全長1キロを超えるハマーンの旗艦。作品では全長は280メートルに縮小され、ジオン軍の新型高速戦艦として同型艦3隻と共に八面六臂の活躍を見せる。エンジンと主砲は共和国の技術を用いており、他のジオン艦と異なり共和国艦との共通性が多いという設定。高速と大航続力の他、母艦機能と強力な主砲を持つ。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 超近代官庁都市クリスタル・シティ サイド5に拠点を持つ自由コロニー同盟/ソロモン共和国の官庁街。前衛建築に加え、チューブカーや自走通路など先端技術がふんだんに用いられている。首相官邸は別の場所にあるが、コロニー国家随一の最先端の充実した機能を持ち、二千のコロニーを持つ共和国統合の要であることは間違いない。より近代的な官庁都市「エンパイア・シティ」の計画も進められている。 |
![]() |
作中メカ紹介 MS-09K(原作MS-09R) ドムY 0090年代前半にロールアウトしたドムシリーズ現用型。リック・ドムの系譜を引くドムWに代わる制宙用MSとして開発された。連邦系MSの設計を大幅に取り入れており、ドムシリーズ初のランドセルを持ち、出力が強化され、ビームライフルの使用も可能になった。作品前半・中盤のジオン艦隊主力機。 |
作中艦艇紹介 パフア輸送船 パゾック以前の旧式コンテナ船として原作に登場したが、作品ではジオン式コンテナ船の主力としてまだまだ現役である。各国で使われており、作品の随所に登場するため総建造数はパゾックよりも多いと思われる。「ウラジミール」は宙運会社も傘下に持つ連邦のゼネコンA&K社の所有であるが同社はティターンズの下請けとして土星基地の建設などに活躍した。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ギレン拘置所 戦後になり民主主義的な憲法を持つようになったとはいえ、作品のジオン公国はまだまだ恐怖政治の支配する全体主義国家である。そういうわけで収容所ニーズは高く、このギレン拘置所は刑事被告人等を拘禁するジオンの監獄施設であるが戦前は別の名前だったものがマハラジャ時代に改名されたものである。独特の威嚇的な外見を備えている。 |
![]() |
作中メカ紹介 MS-09X(原作MS-09R) ドムZ 0090年代にロールアウトしたドムシリーズ最新型。いわば究極ドム。従来型のMSの汎用性を取り入れて不十分に終わったドムYの反省を踏まえ、ジェネレータの設計変更などを行い制宙戦闘用に開発された機体。初のムーバブル・フレーム搭載機でその設計は百式に影響を与えた。 |
作中艦艇紹介 パゾック輸送船 原作では一年戦争以降は姿を見なくなったが作品ではジオン式の典型的なコンテナ船としてなお現役である。既に輸送船の主役はコロニー同盟開発の「K型」に奪われているが、大量に建造され、また廉価であることから各地の港湾で活躍している。カーン朝以前はジオンでは外国製輸送船は事実上利用できなかったため、輸送船はこのタイプが主流であった。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ティターンズ学園初等部 軍でも沿岸警備隊でも州兵でもないティターンズは連邦の法制度上は微妙な存在である。が、潤沢な資金を擁しており、この養成施設はそれによって建てられた施設の一つである。ティターンズ隊員候補生はおよそ100倍の激戦の後にこの学園で基礎教育を受ける決まりである。初等科とはいえ訓練用モビルスーツを持つなど充実した設備を誇っている。 |
![]() |
作中メカ紹介 89式戦車 60式戦車に代わる地球連邦軍の主力戦車で0089年採用。モビルスーツ戦時代に合わせビーム砲座が装備されており、分厚い装甲と巡洋艦の主砲に匹敵する300o砲を装備する。連邦陸軍の他、強襲揚陸艦ペガサス級に数両が配備されている。0097年のカラバ掃討作戦で活躍した。 |
作中艦艇紹介 シャア専用宇宙艇「ロットコメット」 作品オリジナルのシャア専用船。小型の宇宙船ながら惑星間航行能力を備えており、太陽系最速の速度を誇る。通常の高官専用艇よりエンジンが強化されているのはもちろんのことモビルスーツ係留設備があり、シャア専用機を係留して航行できる。コクピットは彼の仮面に合わせた眼窩のようなデザインで、シャア専用なので角も付いている。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ティターンズ・コロニーレーザー砲 ティターンズの野望は単に強化した警察戦力にとどまらず巨大戦略兵器の開発にまで及んでいる。建造途上のコロニーを改造したこのティターンズビーム砲は直径6キロのレーザー光を収束して発射し、核を凌ぐいかなる防御設備も打ち破るほどの出力を誇る。これはジャミトフの依頼によりティターンズ技術総監カミュによって建造が進められた。 |
![]() |
作中メカ紹介 KF-8 カラバファイターU 戦闘博物館に保存されていた旧日本軍のジェット戦闘機「桜花」やハインケルHe-162ジェット戦闘機の資料を基にカラバリーダーのハヤト・コバヤシが設計したカラバ戦闘機、小型ながら核融合ジェットを装備し、爆弾とビームライフルを持つ作品オリジナル機体、宇宙型は「V」がある。 |
作中艦艇紹介 カナベラル級惑星間航行船 作品オリジナルの地球-木星航路の旅客船。中型(1万5千トン)の船ながら高性能であり、片道2ヶ月、無補給でで地球-木星間を航海することができる能力を持つ。この直通航路を持つ船会社は同盟のハロルド&スターズとリージェントの二社のみで本級はスターズ社の所有である。0090年代初頭から20年間、惑星間航行船の花形として活躍した。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 廃都レスター・ブラウン 開発時代の鉱山都市で専らマスドライバーで月の資源をコロニー建造地に送り出す拠点として西暦2200年代に開発された月面都市。西暦2300年代後半に鉱業資源はほぼ枯渇し、その後放棄されたが、ドック等の施設は残っている。0097年にジャブロー事件で拠点を追われたエウーゴが一時的な潜伏先として使用した。 |
![]() |
作中メカ紹介 RB-79(原作 RB-79)ボール 原作ではGMと並ぶ地球連邦軍の主力MAだが1年戦争以降は姿を消している。作品ではもはや地球圏では見るに耐えず、木星圏でも姿を見ないが、木星以上の辺境である土星圏に売却された機体は同地のタイタニア国防衛隊の主力となっている。タイタニアでも旧式を自認しているが、タイタンの戦いでは活躍した。 |
作中艦艇紹介 ファランクス級対空護衛艦 作品独自の変わりサラミスの一つでその最初のタイプ。比較的改造の度合いの少なかったファランクス級は対空護衛艦である。改装に伴いエンジンを弱くした代わりに航続力は長く、改造サラミスでは唯一の惑星間航行可能な艦である。この特性により掻き集められて第9艦隊の主力護衛艦として活躍したが、レダの戦いで大量に撃破されたために以後はほとんど登場しない。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 同盟オメガ基地 自由コロニー同盟は多数の外惑星基地を持つが、そのほとんどはオメガのような小規模な連絡基地、観測基地である。オメガ基地はアステロイド・ベルトにある同盟の連絡基地で時に船舶の避難所とするために整備された基地である。同じくジオン公国のアステロイド基地ヨーマ・カレンツィオとは1000万キロの至近距離にあり、ほぼ同じ軌道を公転している。 |
![]() |
作中メカ紹介 UF-3(原作 FXA-05D)Gディフェンサー 原作ではガンダムマークUに装着され「スーパーガンダム」となるが、作品ではああいう高級機向けではなく、専ら軽量級の機体の火力・航続力増強ユニットとして活躍する。第三勢力の中規模国家サイド4ユニオンの開発で同国の主力MS「バーザム」用に開発されたが「マラサイ」など他の機体への転用も可能である。 |
作中艦艇紹介 ゴトランド級イージス巡洋艦 原作のサラミス級は作品ではもはやそのままでは実用に耐えない艦種である。作品ではこの艦の船体を流用したバリエーションが数多く登場するが、ゴトランド級もその一つである。大口径砲やVLS、60oバルカン砲など旧サラミスの数倍の戦闘力を持ち、かつ索敵能力も優れているが航続性能は劣っている。連邦制式艦隊の主力護衛艦として作品全般を通して活躍する。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 人工惑星アクシズ 原作ではネオジオンの拠点としてハマーンやシャアの策謀の中心となったアクシズだが、本作はジオン・ダイクンの時代に鉱物資源採掘用に小惑星帯から曳航され、ジオンの死と共に放棄された小惑星である。全体が鉄とニッケルでできた金属質の星でこの点で他の小惑星とは異質なものになっている。ジオン公国の領土として、小規模な警備隊と共にほぼ地球と同じ公転軌道を巡っている。 |
![]() |
作中メカ紹介 FA-05(原作 型式不詳)Gファイター 原作では一年戦争で姿を消したGファイターだが、作品では輸出型が量産され、0080年代全般を通して各国の主力攻撃機として配備されていた。戦闘機という触れ込みだがその翼面荷重は航空機と呼ぶには程遠く、装甲が張られキャタピラ(輸出型はタイヤ)を持つ本機は150o砲の強力な火力も合わせ、まさに空飛ぶ戦車である。 |
作中艦艇紹介 サラミス級軽巡洋艦 原作ではかなり長い間活躍したサラミス級だが、作品では火力がジオンのムサイ級に決定的に劣ることから標準型は早々と退役し、ほとんどの艦が近代化改装でパワーアップするか、「マイヨール」のように辺境の警備艦として払い下げられた。「マイヨール」は連邦警備隊土星管区の旗艦で同管区では最大の軍艦である。同地の警備隊司令官ブレックス・フォーラ准将の旗艦。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 オーブル軍砲台 0099年に独立して太陽系連合に加盟したサイド2のコスモ共産主義国家、オーブル人民主義共和国は陰謀と策謀渦巻く国である。「偉大な統治者」ウズミラが統治するこの共産国家は密かに旧クロスボーン領、フロンティア地域の支配権を欲しており、そこに駐留する連邦軍に対して策略を目論んだ。この砲台陣地は策略を有利に進めるため、オーブル軍が構築した陣地である。 |
![]() |
作中メカ紹介 XM-01(原作CMS-111)デナンゾン 原作ではクロスボーン・バンガードの主力汎用MS。小型高性能で旧式化した連邦軍機に圧倒的な性能差を見せつけた。作品では連邦・ジオン等有力国からMS技術の提供を断られたクロスボーンが自力開発した機体。町工場でも製造可能な小型機とされた。性能は低く、乗員虐殺用と言って差し支えないものである。 |
作中艦艇紹介 ザムス級戦艦 原作では母艦機能も持つクロスボーンの大型戦艦。作品ではやはり技術的に孤立したクロスボーンが独自建造した中型戦艦でMSデッキは艦後方にある。既に旧式な300o砲を主砲とするが、劣る火力は前方部に6基12門を集中配置することでカバーしている。対戦艦戦よりも対ゲリラ戦に特化した戦艦で3隻が建造された。側面の板状の物体はミサイル防御板。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 サイド2コロニー 「ハサカ」 内戦続くサイド2はティターンズに取っては死守すべき重要なエリアである。「ハサカ」はサイド2内戦に介入したティターンズがタイロン基地失陥後、新たに拠点として定めたサイド2の小型コロニーで全長10キロメートルのオニール型では最小クラスのコロニーである。既に古く、損傷もしているため内部は居住には適していない。主力基地を失ったティターンズの暫定的避難先。 |
![]() |
作中メカ紹介 MS-3(原作RGM-179)GMU 原作では一年戦争時代の主力機GMの強化型量産機。作品では精密機器を簡略化した0080年代を代表する輸出用モビルスーツで各国で使われた。スペックダウンの弊害で頭部カメラが大型化したが安い機体なので問題なしとされた。装甲も簡略化されたため軽量になり、運動性は原型機より優れている。同盟での名称はブードゥ。 |
作中艦艇紹介 戦艦「アイリッシュ」 原作ではエウーゴの新鋭戦艦でアナハイム製。本作ではサイド2の小国アガスタがイタリアの会社に建造させた空母戦艦。その後にコロニー同盟の戦艦となり、後にエウーゴに引き取られる。さらにジャブロー事件で連邦第8艦隊に押収され、以後は連邦戦艦としてサイド2で活躍する。後にエウーゴに返還。見ての通り作中で最も複雑な運命を辿った戦艦。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 木星衛星エウロパ 原作では木星圏は資源の無い死の世界だが、作品では重要な資源地帯である。25世紀に人工太陽が打ち上げられたエウロパはテラフォーミングの成功例でおよそ300年かかって現在の環境に整えられた。太陽系の惑星・衛星の中では唯一地球に近い居住環境を持つ。ジオン公国の保護国であるが、ほぼ完全に近い自治権を持っておりエウロパ市国と呼称する。 |
![]() |
作中メカ紹介 MS-09R(原作MS-09R)リック・ドム 原作では一年戦争後半のジオン軍の主力機(ツィマッド製)。作品ではジオニック製。このタイプは既に退役しているが、改良型は0090年代でも現役であり、攻撃型のドムW(フィア)、戦闘攻撃型のドムY(ゼクス)、そして高機動型のドムZ(ジーベン)が艦隊の主力機として用いられている。使い回し、予算不足の戦後ジオンを象徴する機体。 |
作中艦艇紹介 巡洋艦カレイジャス級 0090年代後半の地球連邦軍の最新鋭護衛艦で作品のオリジナル艦。実は「逆襲のシャア」のロンドベル隊の戦艦ラー・カイラムをモデルにしている。全長220メートルと作中ではほぼ戦艦に準ずるスケールを持つが、原作の400メートルよりはだいぶ小振りである。搭載機数は巡洋艦クラスでは最大の8機の搭載が可能であり、また320o砲や680o重対艦ミサイルを積む攻撃力もクラス一流のものである。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 同盟デルタ基地 自由コロニー同盟の基地は全てギリシャ文字の名称が冠せられており、首都のアルファ基地の他、連絡基地のオメガ、イプシロン(火星)、ガンマなどの基地が確認されている。デルタはアルファ以外では最大の外惑星基地で木星における同盟資産を守るため0080年代にガニメデに建造された。同じ木星のジオン軍ヤーウェ基地の数分の1の規模だが、ヤーウェと同じく基地内都市デルタ・シティ(人口1.5万人)を擁している。 |
![]() |
作中メカ紹介 MS-11(原作AMX-003)ガザC 原作ではアクシズ軍の主力機。作品では次期モビルスーツ開発に失敗したジオン軍がつなぎ的に採用した支援モビルスーツとして登場。ビームライフルは右手に直付け(溶接)されており、背中のナックルバスターは同大の60oバルカン砲と弾倉に置き換えられている。原作同様変型する。低コスト機の割に高価。 |
作中艦艇紹介 軽巡洋艦ムサイ級 原作ではファーストで死に絶えたムサイ級だが、作品では0090年代でもバリバリの現役艦である。その実は次期護衛艦を開発できなかったジオン公国の財政事情による。メガ粒子砲はこの時代では通用しがたいため、ビグザムより強化された耐ビームシールドとレールキャノン両用砲に換装されている。作品全般を通じてジオン艦隊の主力護衛艦として活躍する。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 ガニメデ ヤーウェ・アイゼンベルク宇宙基地 木星におけるジオン軍の拠点。外惑星では最大の宇宙基地。一年戦争以前に建造され、基地の名称はユダヤ教の最高神ヤハウェから取られた。充実した港湾施設と同時に人口20万人の都市でもあるアイゼンベルク(鉄城)市を抱える城塞都市でもある。上空は「要塞地帯」に指定されており、侵入した飛行物体は全て無警告で撃墜される。 |
![]() |
作中メカ紹介 UMP-3C(原作PMX-002)ボリノーク・サマーン 原作ではシロッコが製作したサラ・ザビアロフ専用機。スペース・サブ(潜宙艦)の登場する作品では第三勢力の一つ、ユニオン製造の対潜モビルスーツとして登場。潜宙艦に対抗できる唯一のモビルスーツ。優れたソナーを持つことから、ユニオンの他、地球連邦や共和国でも購入されて使用された。 |
作中艦艇紹介 強襲巡洋艦アーガマ 原作では月のアナハイム製。作品では左舷にシャア専用ライフルを携行するこのブレックスの旗艦はジオン公国の建造で全長188m。、6機のモビルスーツを運用でき、総ガンダリウム合金製の船体は戦艦並みの耐弾性能を持ち、軽量であることから小出力のエンジンで高速発揮が可能である。航続距離も長いこの軍艦は元はグワンバン級の試作艦「ザッケンルクス」である。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 サイド7 コロニー・グリプス ティターンズの拠点であるが、作品ではサイド1と位置が入れ替わっている。原作では建造途上のコロニーとして登場したが、作品では連邦以前でコロニーは十分以上あることから、地球連邦の時代に入って既存コロニーのメンテナンス研究のため試験的に建造されたとしている。設計者は双方ともテム・レイ(アムロ・レイの父)。コロニーとしては通常程度の大きさ。 |
![]() |
作中メカ紹介 CMS-117(原作XM-07)ビギナアナ 原作ではベラ・ロナ(セシリー)専用のニュータイプ専用機(ビギナギナ)。本作ではデナンゾン改造型の指揮官タイプで大きさは原作と同じく16メートルで同じくオーブルに亡命したベラ専用機として軽モビルスーツに分類される。盾にデナンゾンと同じく右腕に30o機関砲を持つが性能は大差ない。 |
作中艦艇紹介 タラバニ級護衛空母 サイド2のコスモ左派勢力オーブルはエウーゴの有力な同盟者であるが、サラミス級を改装したエウーゴの例に倣ってオーブルが建造した改造マゼランタイプ。ただし、サラミスと異なり原型となったマゼランは戦艦であり、装甲を持つことから甲板は張ったものの格納庫の増設工事まではできず、上甲板以下は戦艦と同じである。そのため搭載機数は露天の十機程度にとどまる。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 自由コロニー同盟 ラグランジュ点5(L5)にあるコロニー数2,000の一大コロニー国家。原作ではサイド5はテキサス・コロニー等があり、ジオンの攻撃で全滅しているが、作品ではジオンに次ぐ人口と産業基盤を持つ地球圏の有力地域である。一年戦争では争奪戦の舞台となった。総人口3億5千万。戦後に独立し、複数のコロニー国家の穏やかな連邦体「同盟」となっている。 |
![]() |
作中メカ紹介 AMS-8(原作RMS-108)マラサイ 原作ではティターンズの主力機だが、作品ではエウーゴの主力機とした。本作では一回り小さくなり「デナンゾン」よりやや大きい程度である(作中で2番目の小ささ)。ペイロード・航続力の短い単発機であるが母艦に大量に積むことができ、運動性も良いため、作品全般を通じてエウーゴの主力機として活躍した。 |
作中艦艇紹介 エウーゴ改造サラミス級(手前) 原作ではかなりモディファイされて登場した母艦機能付きサラミスであるが、作品では旧型サラミスの砲塔を取っ払って金属板を張っただけの艦とした。主としてエウーゴが使用している。マラサイなら6機の艦載が可能で、カタパルトも搭載しているため、武装も艦体も貧弱だが意外と有能な戦艦である。隣接する大型艦は巡洋艦ロンバルディア。 |
![]() |
![]() |
作中地名紹介 月面都市グラナダ 月の裏側ツィオルコフスキー・クレーターに建造された月面都市(原作)。地球上以外では最大の都市で地球圏のハブ都市の一つ。作品では地球連邦の領土だが独自の課税権・自治権が与えられており、また原作と異なりアナハイム社・エウーゴのの拠点である。同時に対ジオン防衛を任務とする連邦第8艦隊が駐留する。 |
![]() |
作中メカ紹介 CMSP-111(原作XM-01)デナンゾン・パンツァー 原作F91でも本作でもデナンゾンは小型の機体であるが、本作では武器はどの機体も通常の大きさのため、狙撃タイプとしてライフルを装備し、装甲とセンサーを強化されたのが「パンツァー(ドイツ語で鋼の意味)」である。 |
![]() |
作中メカ紹介(2007/3/18) CMSE-111(原作XM-01)デナンゾン・アイ クロスボーン・バンガード軍の主力モビルスーツで全長7メートルと小型の機体。モデルは全長14メートルで小型高性能MSの端緒としてF91で活躍したが、筆者の作品「青い空と白い雲」では同じクロスボーン軍でありつつも、「小型で低性能な機体」として登場する。『デナンゾン・アイ』は索敵タイプで作品オリジナル機体である。 |