MUDDY WALKERS 

アルマゲドン  ARMAGEDON

アルマゲドン 1998年 アメリカ

監督マイケル・ベイ
脚本
ジョナサン・ベインズリー
J・J・エイブラムス

出演
ブルース・ウィリス
ベン・アブレック
リヴ・タイラー
ウィル・パットン
スティーヴ・ブシュミ ほか

スト−リ−

 地球への衝突コースを取る小惑星が発見された。もしも、テキサス州の大きさにも匹敵するその小惑星が 地球に激突すれば、人類の破滅は免れない。これを回避する方法はただひとつ、小惑星内部に核爆弾を設置し、内側から破壊するしかない。そしてその任務に選 ばれたのは石油採掘のスペシャリストたちだった。刻々と迫る滅亡へのカウントダウンの中、人類の運命を委ねられた14人の男たちは小惑星へと飛び立った!

レビュー

   映画には、内容のレベルに見合ったタイトルをつけるべきだ。この場合「ハリーと愉快な仲間たちのびっくり☆ハルマゲドン!!!」くらいが適当だ。石油掘削 業の男をシャトルに乗せて小惑星を破壊するという発想は面白いが、少年ジャンプあたりで取り扱うべきアイデアだ。隕石が落下するニューヨークの映像のリア ルさと比べてリアリティがなさすぎる。リブ・タイラーが仲間がどこにいるか一人ひとり説明するところにその人物がオーバーラップする場面など、震えがくる ほどダサイ。宇宙飛行士の訓練や宇宙に出てからのトラブルもやたらと大金をつぎこんだセットでやるコントみたいで呆れてしまう。「何も考えずに楽しめばい い」という人がいるが、とんでもない。あまりにも多い登場人物とこまぎれのエピソードの連続だから、集中力をふりしぼって観ていないと話についていけな い。これを「何も考えず」観て楽しめる人というのは、桁違いに頭がいいのだろう。私にはムリだった。しかし、離婚した妻と子どもに会いにいくウィル・パッ トンはよかった。たったそれだけで迂闊にも泣きそうになってしまった。ちょっと悔しい。

評点 ★★

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