◇MUDDY WALKERS
■ALWAYS 三丁目の夕日
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スト−リ−昭和33年、建設中の東京タワーを見上げる下町の物語。駄菓子屋を営みながら少年向けの冒険小説を書いている茶川竜之介(吉岡秀隆)。近くで踊り子上がりの美女、ヒロミ(小雪)が居酒屋を始め、そこへ通うのを楽しみにしていた。向かいは小さな自動車修理の店、鈴木オート(堤真一・薬師丸ひろ子)。ある日、集団就職で青森から星野六子がやってくる。自動車会社に就職が決まったと思い込み、大きな夢をふくらませてきた六子(堀北真希)はあまりに小さな鈴木オートにがっかり。一方茶川の家にも子供がころがりこんでくる。ヒロミの昔の踊り子仲間の子供、淳之介だ。父親は誰か分からず、母親は子供を置いて逃げてしまったため、ヒロミがやむなく世話をすることになったという。ヒロミは茶川が自分に好意を持っていると思い、そこにつけこんで、淳之介の世話を茶川に任せてしまった。ひょんなことから子供と暮らすことになった茶川だが…。 | ||
レビュー
長野から小説家を目指して上京した茶川竜之介は、夢の途上にありながら、祖母の駄菓子屋を相続して貧乏暮らしを続けている。生活の糧は店の他に、少年向けの冒険小説を書くことだ。向かいはライバル?の鈴木オート。小さな自動車修理店である。この二つの所帯に、新参者が加わるところから物語は始まる。竜之介のところには、親から捨てられ、居酒屋のおかみ、ヒロミから押しつけられた淳之介が。そして鈴木オートには、青森から集団就職でやってきた六子が。この二つの疑似親子を軸に、小さなエピソードを積み重ねながら、下町の人情話が展開していく。 | ||
MUDDY WALKERS◇