MUDDY WALKERS 

An another tale of Z

 ATZ用語集

 か

回転拳銃(リボルバー)

 宇宙世紀の時代は自動拳銃やテイザー銃が発達しているため、法執行官もこれらを用いることが多いが、簡素な構造のリボルバーは護身用に少数ながら細々と生産されている。本作ではゴットン・ゴーがスーパーで買い求めたこれを愛用している。(小林)

ガイア自治共和国

 サイド2に置かれていた地球連邦のコロニー国家で、首都星はアルカスル。精密なクリスタル加工技術をはじめ、優れた科学技術が発展の土台となってきたが、地球連邦さながらの官僚主義で体制が硬直化していたため一年戦争時にはジオンの侵攻に対する対処が遅れ統一政府は崩壊。戦時には「ガイア大虐殺」の舞台となった。戦後はパシフィック共和国として統一政府が樹立されるも、内部分裂により内戦が勃発。現在まで統一政府が存在しない混乱した状態が続いている。

外惑星

 太陽系の惑星のうち、地球軌道の外側にある惑星。宇宙世紀以前には人類は冥王星にまで進出していたことが、遺跡などから分かっているが、宇宙世紀以降、外惑星開発は徐々に衰退し、現在は土星が辺境の地となっている。その他木星圏には衛星都市国家が多数建設され、火星にも植民地が建設されている。

核融合エンジン

 ヘリウム3の核反応を利用して取り出した熱量を利用して推進力を生み出すロケット装置。作品の様子を見るに核燃料としてのヘリウム3と実際に推進力を生 み出す推進剤は別のもののようであり、本作もこの考え方を取っている。化学的には断熱膨張は化学反応より推進力は劣るはずだが、作品で明確に説明されたこ とはない。本作では作動時間は長いものの、推力重量比においては従来の化学ロケットに劣るものとして扱っている。(小林)

ガニメデ

 木星の第三衛星。22世紀からスペースコロニー建設資材調達の植民星として入植と開拓が行われてきた木星圏の中心地で、現在もバイロンシティ、シラー宇宙市などいくつかの自由都市国家が繁栄している。またデルタ・シティに自由コロニー同盟軍デルタ基地、ヤーウェ・アイゼンブルクにジオン公国軍のヤーウェ基地が置かれている。

ガニメデ・シュトラッセンバーン衛星内鉄道

 ガニメデの都市間を結ぶ鉄道の一つで、デルタ・シティ、バイロンシティ、ヤーウェ・アイゼンブルクなどガニメデの主要都市を結んでいる。創業は西暦2232年。宇宙世紀0030年以降、サイド3のムンゾ自治共和国(後のジオン公国)が株式を取得、ジオンの国有鉄道としてガニメデ全土で運行している。特急急行「ベーレン」は長距離列車で、個室や食堂車が設えられた、往時のオリエンタル急行を思わせる貴族的な造りとなっている。

カペラ・イオパラダリス街道

 月のグラナダからサイド2のあるラグランジュIVを最短距離で結ぶ航路で、長さは約30万キロ。大規模な工業施設やヘリウム3精製施設を持たないサイド2の生命線となっている。治安維持活動と称してティターンズが輸送船を攻撃し、これに対抗しようとするエウーゴとの間で激戦が繰り広げられている。

カミーユ・ビダン

 本作では登場しないZガンダムの主人公。放蕩な父フランクリンと高慢な母ヒルダの息子で本人自身エキセントリックな性格の持ち主である。第一話から既にニュータイプ能力に目覚めており、はるか遠方にいるティターンズの邪悪な計画を感知することがきたり、敵を倒すとその断末魔の思念が脳内に入り込むという奇癖のため、ブライト・ノアにはティターンズを探知する人間レーダー代わりに使われていた。番組最終回のシロッコとの決闘で廃人になり、ZZガンダム最終回のハマーンの死によって復活する。(小林)

カラバ

 エウーゴの支持団体とされる地球にある軍事組織。ハヤト・コバヤシを団長とし、アムロ・レイやベルトーチカ・イルマが所属していた。その名前の由来は明らかでないが、一説によると陰陽五行説の「火、水、土、金、木」の原語の音読みが訛ったものという説がある。が、どう組み合わせて読んでもそう読めないために、この説の信憑性は薄い。実は当時流行していた「カバラ占星術」の文字順を変えただけのものであり、この流行語を捻って名前を創案するという方法はガンダムでは比較的馴染みのあったものである。例えば「カイ・シデン」という名前は紫電改という日本の旧戦闘機の名前から来ていたことなどが好例である。(小林)

ガラリエ

 クロスボーン軍の階位で、クロスボーン軍が独自採用している人型兵器「モビルファイター」の操縦に長け指揮官として部隊を指揮する騎士団長に授けられる称号。

カルロスの定理

 地球連邦の第八代大統領カルロス・ヴェラが提唱したもので「コロニー住民の人口は地球本土の半数を越えないこと」と定めるもの。カルロス大統領はコロニー住民が増大し、地球連邦の統制力を上回る力を持つことを恐れたという。

艦隊アカデミー

 地球連邦軍の大学院コース。戦時徴用でモビルスーツのパイロットとなったマシュマー・セロは一年戦争後に上官だったジャクソン少将の推挙で入学し、ここで指揮官としての訓練を受けた。連邦軍のサディアス・コープはマシュマーの同期で艦隊アカデミーを主席で卒業したエリート士官であった。

ガンダム

 原作品では地球連邦軍に所属する最強のモビルスーツ。防御力が異常に高く、番組前半に限ってはいかなる攻撃を受けても壊れない。たまに壊れると翌日の小学校では衝撃の事実が生徒たちによって驚きを持って語られる。ギャグパロのネタとしても多用され、家電製品に似たそのルックスから「不器用な合体ロボット (たいてい合体に失敗する)」の同義として用いられることも多い。(小林)

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